◇2023.7.24◇白内障手術入院後日譚?

◇白内障手術入院後日譚?◇


*これまでの経緯*

《白内障入院手術日程》

入院は4泊5日。

入院3日前より、抗菌目薬を1日4回(右目)絶対忘れないこと。

7月10日入院して右目手術

→術後、目の状態自体は順調。

→7月11日~12日

○朝、昼、夕、就寝前(4回)

目薬(左)一種類(手術に向けての抗菌目薬)

目薬(右)三種類(術後の感染症予防)

だがその後、食欲不振、悪心嘔吐続く

→7月13日左目手術予定日(体調不良の為、中止になる)

→7月14日吐き気止めを出してもらって退院

○朝、昼、夕、就寝前(4回)

目薬(左)一種類(進行を止める)

目薬(右)三種類(術後の感染症予防)継続すること。



14日に退院してから、一時は嘔吐がおさまらずに布団からも起き上がれない日が続いたが、24日現在、無理はできないもののやっと落ち着いて、お陰様で、ほぼ日常生活が送れるようになった。



まず、右目の手術だが、これは心配していたが、上手くいったと思う。

リラックスを心がけて、また目薬の麻酔も効いていたので、痛みもほとんど感じることがなかった。

術後も目が少しゴロゴロする感じはあったものの、痛みはなく、痛み止めの飲み薬は結局飲まずにすんだ。


因みに血糖値、血圧共に落ち着いてもいた。

この調子なら左目も大丈夫だろう、そう思っていたのだけど、それは急にやってきた。

食欲がまったくない。

それどころか、悪心は止まらずに嘔吐を繰り返す。

どうしてなのかわからなかった。

ただ、どんどん体調が落ちていく。

トイレも付き添っていただき、診察も車椅子に乗ってビニール袋に顔をつっこみながら。

この酷い症状は四人部屋から個室に移ってから、少しおさまった。

とはいえ、それまでのダメージは大きかったようで、結局左目手術は(左目の白内障の進行があまり進んでいないこともあり)一旦、中止。様子をみながらの延期となった。


原因は……ストレス性胃炎だったらしい。


入院日記でも少し書いたが、同室の年配のご婦人の昼夜問わない物凄いイビキ。

(寝付きの良い人だった)

ラジオでスポーツ中継をイヤホンで聴きながらの興奮した独り言の大きさ。

病室での携帯電話のお喋りも当たり前。


それだけでなく、ちょうど二つ隣の部屋におしゃべり大好きなご婦人方がいらして、早朝5時くらいから、大きな声で同室の方との噂話が始まる。

(この声で当直の看護師さんも起こされたらしく、さすがに注意されていた)


こういう問題はご本人らに悪気がないから、こちらも困る。イヤホンして小さく音楽をかけたくらいでは防御できない(涙)耳栓してもダメ(それほどの爆音)


車椅子でグッタリしながら、個室にやっと部屋移動する時にも「○○さーん!部屋変わられるのね〜寂しくなるわ〜!お大事にね〜」とご婦人。


「ありがとうございます……」と、か細くお返事したけど。


うん、悪い方では決してないのよね。

わかってる。だけど、ごめんなさい、できれば二度とご一緒したくない;;


退院の日、迎えにきてくれた長男とタクシーに乗って何とか帰宅。

看護師さんが心配そうに乗り込むまで付き添ってくださって……。

「何かあればすぐに遠慮せずに電話してくださいね」のお言葉が胸に沁みて有難く泣きそうだった。


自宅でも、とにかく胃が重くもたれて、もどしてしまう。

食べられるのは飲むゼリーくらい。

貰ってきた吐き気止めを飲んで、少しずつ少しずつ水分補給をする。


胃が重苦しくて眠れない。

それがキツくて気持ちも沈む。


やっと嘔吐の症状がおさまったときは霧がスーッと晴れたようで本当に嬉しかった。

景色が違って見える感じ。

苦しくないってことの有り難さ。

お粥やクタクタのうどん、煮麺に助けられた。


飲み薬の抗菌剤はきちんと飲みきった。

目薬は一日四回、左一種類、右三種類を継続中。

持病の薬やインシュリン注射も勿論あるから、慌ただしいというか、間違えないようにノートにチェック表を作って記入するようにしている。


とにかく同居の長男には本当に苦労をかけてしまったけど、どれだけ心強かったかわからない。感謝しかない。


週末の退院後眼科検診で、手術した右目も感染症もおこしてなく大丈夫と聞いて、ホッ。

左目はまだ、視力がそれほど下がってないので進行防止の目薬をさしつつ様子見で、これは落ち着かないけど、焦らずに。


右目だけでも見え方が格段に違うのにはびっくり。

世界からモヤがはれたような感じ。

色々アクシデントもあったけど、まぁそれもわたしらしいのかもしれない。


見えるようになった喜びを噛み締めている。

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