◇2023.3.7◇あなたへの手紙
3月7日(火)今日と明日の狭間で
「明るい方へ
明るい方へ
―― 金子みすゞ(日本の女性童謡詩人)
◇◇◇
どうにも眠れない夜を過ごしています。
明日……というか、もう今日なのですけれど、眼科の受診日です。
今、白内障で、持病との兼ね合いをみながら、手術をするタイミングをはかりつつ、進行を止める目薬を一日三回さしているのですが。
やはり、目のカスミはジリジリと進んでいます。
読むことが思うようにできないもどかしさ。
読む速度は、ものすごく遅くなりました。
長時間、読書(見る)していると目が疲れて開けているのが辛くなってしまうのです。
そして、改めてショックを受けたのは、バス停の電光掲示板の文字がものすごくみえにくくなったこと。
光の反射の関係もあるんでしょうけど、それにしてもこれほどとは……。
白内障手術も今は日帰りが多いのですよね。
痛みもないとのこと。
ただ、持病などある場合は、入院手術を進められることもあるらしいし、片眼ずつか両眼一度にするかなど、それぞれの状態をみながら、主治医と相談しながらになりそう。
悩ましいです……。
◇
眼科から自宅に帰りついたあと、グッタリして寝込んでしまっていました。
いつものように視力、眼圧、目のレントゲン?に眼底検査をしてからの診察。
わたしは散瞳薬を使っても瞳孔が開きにくいのです。
主治医曰く、持病と服用薬の影響もあるようで、数値的にももう少し下がらないと術後の感染症の確率が上がるらしい。
手術自体は片眼ずつ行い、日帰り手術なら今の眼科クリニックでできるけれど(健康体の方は、ほぼ、こちらのようですね)
入院手術になると、主治医が紹介状を書いてくださって、入院設備のある病院ですることになるそうです。
というような丁寧な説明をうけました。
目の方は、引き続き進行を止める目薬を一日三回しながらの経過観察、そして、まずは持病の主治医と相談しながら数値をもう少し下げて(今一歩のところで下がりきれていない)安定させること。
しかし自分の身体というのに、なかなか思うに任せぬものですね。
今、いくつかの病気と共に歩んでいますが、あちらが安定すれば、こちらが上手くいかない……わたしの不甲斐なさと言われれば、まったく返す言葉もないのですけれど。
昔まだ若く健康体だった頃、病を苦にして……と聞いても、なんとなくピンときませんでした。
今すぐどうにかなるのでないのに……などと思っていたのです。
なんて傲慢な物知らずだったことか……。
痛みというのは、自ら知ってはじめて、真にわかるものなのでしょう。
そうして、人はこんなふうに、苦悩に育てられていくのかもしれませんね。
そんなことを思いながら、今日と明日の狭間近くで……。
「明るい方へ
明るい方へ」
金子みすゞ の言ノ葉に思いを馳せるのです。
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