◇2021.8.9◇(雨) 台風
8月9日(月)☔
台風9号は温帯低気圧に変わる過程で発達しつつあるため、最大風速が強くなり、強風域の直径も大きくなっているらしいですね。
確かに、わたしの住んでいるところでも、昨日よりも今の方が雨風が強いです。
温帯低気圧に変化すると風雨の強い範囲が中心から離れた所にも広がるらしいので、この先も皆さんも、くれぐれもお気をつけてくださいね。
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八月六日 広島原爆忌
八月九日 長崎原爆忌
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さて、今日は毎年、8月になると観ずにはいられないドラマのことを書きたいと思います。
◆スペシャル 鬼太郎が見た玉砕◆
~水木しげるの戦争~
https://youtu.be/Wp-u-SFEOLo
↑
YouTubeで観れます。
*NHK総合テレビのNHKスペシャル枠にて2007年8月12日21:00-22:30に本放送されました。
原作は***
『総員玉砕せよ!』(そういんぎょくさいせよ)は、水木しげるによる日本の漫画作品。1973年8月に講談社より描き下ろし単行本として発表された、作者の戦争体験と実話に基づいた戦記作品である。(Wikipediaより)
************
何度も再放送はされているので、観られている方も多いと思いますが、一人でも多くの方に観ていただきたいと思う作品です。
以前、別のエッセイでも書いているので、その時の文章から一部再掲しますね↓
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水木先生という方は戦争で大変な経験をされて片腕を失われているのですが、天衣無縫な人柄で、そこが魅力なんですよね。
なんていうか、すごく人間臭いのです。
(中略)
香川照之さんが水木先生役(物語中の分身である丸山役も)で、まさに魂の熱演をされています。
原作本も読んでいますが、この映像作品は忘れられません。
生と死について、戦争という極限状態下での人間というものについてを深く考えされられます。
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このドラマの後半、丸山(水木先生の分身である物語の主人公)達は「私はなんでこのような つらいつとめをせにゃならぬ」と「女郎の唄」を歌って、その後、切りこんでいきます。
そこに至るまでが、あまりにもやり切れない。
この歌に込めるしかなかった、血を吐くような思い。「女郎の唄」のシーンは胸に刺さります。
戦争の理不尽さ、一億総玉砕などという狂ったスローガン。
でも実際に、この国であったことです。
この国を動かす偉い人達がやってきたことです。
命を散らすことを名誉と教えこまれて犠牲になったのは、いつも庶民でした。
わたしたちは戦争は遠いもののようなつもりでいます。
実際にわたしもまた戦争を知らない世代の一人です。
けれど、今、このコロナ禍の中で考えています。
少なくとも、わたしたちそれぞれの意見が国に届かないようなことにならないようにしなくては、と。
そこから独裁が始まってしまうことのないように。
伝えられる権利と機会を手放さないように……。
今年もわたしは、このドラマを観ます。
二度と繰り返さないようにと心に刻むために。
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