◇2019.11.6◇(晴)◇

これは明日のわたしへの手紙。


心配かけてごめんね。

今日はまだ午前中だけど、この手紙を書いているよ。

昨日は月1でいく病院の一つに行って診察と薬、それから整形外科のリハビリでマッサージと電気治療をしてもらってきた。


最初は整形のリハビリも行くのは無理かなと思って、次の日(今日のことね)に行くつもりだったけど、最初の病院が思いがけなく早めに終わったので、間に合えば!と整形に行ってみたの。


やっぱりこのリハビリと電気治療は、わたしに合っていると思う。

痛み止めでかろうじて抑えていた酷い痛みと疼きがかなり良くなったの。

とにかく、できるだけ間を空けずに行くことなんだよね。

他の病院との調節が必要だけど、何とか続けていきたい。


ここ数日のわたしときたら、酷いものだった。

とにかく、色々が重なって、そのうちに右腕がどんどん酷くなって。

痛みって人を弱くするね。

それでなくてもヘタレなのに、とにかく景色から色が消える感じというか。


その上、悪夢を見るようになって。

悪夢自体は誰でもみたことあると思う。

今回のわたしのも、ありがちなんだけどね。

追いかけられて追いつかれて、なぶり殺しにあうという。

そして、夢の中のわたしは、これが夢なのだと知ってる。

知っているから、夢から覚めようとするんだけど粘りつくような力に絡み取られていて、引き戻されてしまう。

エンドレスで追いかけられて逃げ惑うのに捕まって……って続く。


やっとの事で夢から覚めるけど、心を落っことして来たみたいになってて。

そして腕の痛みが不安感を増幅させる。

ペンが握れない。文字を書こうてしても、力が入らない。


続けざまに、ちょっとストレスがかかることがあってそれも良くなかった。

悪い時は雪崩みたいにそっちに滑り落ちてしまう。

弱音と弱気のオンパレードを撒き散らして書きながら、でも縋っていたんだと思う。


それでも、有難いよね。

沢山の温かいお友達の気持ちがね、沁みてね。ただただ嬉しかったよ。


昨夜は悪夢も見なかった。

今朝、明け方の空を見て、また美しいなぁと思えるようになった。


でも焦らないようにしなきゃね。


深呼吸しようね。

そうしてゆっくりとね。

明日のわたし。

明日は、いい顔してきっと笑えるよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る