◇2019.10.5◇(晴)◇
これは明日のわたしへの手紙。
何だろうね。疲れがなかなか取れなくて、あまり調子が良くない。
結局、今日も家事をしては横になっての繰り返しになってしまった。
持病の受診日が迫ってるけど、あんまり良い状態じゃないのがわかって不安になる。
今回、腹部エコーもあるのに。
もし、決定的な何か悪いものが見つかったら……なんてことを考えて怯える自分がいる。
乱暴な自分的な見解でいえば、結局、こういうのも運だろう。
どれだけ細やかに定期検査をして、気をつけていても、ダメな時はどうしようもない。
決して気をつけることが無駄だなんて言いたい訳じゃなくて、その大切さも充分にわかっているつもりだ。
ただ、わたしなりに見てきて、自分自身も一生付き合わないといけない病気になってみると、死との距離が思わぬ近さになっていることに嫌でも気付かされてしまって。
ごめんね、弱気だね。
明日のわたし、今日のわたしはどうにも浮き上がれずにいるよ。
でもね、気持ちも状況も、良くも悪くも変わっていくもの。
明日のわたし、明日きっと良いことがあるなんてことは断言できない。
けど、もしかしたら今日よりも、ほんの少し良いことがあるかもしれない。
だからね、今日もこの言葉を言うよ。
いい顔して笑って。
いつでもそばにいるから。
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