第8話~初めてのコメント~
真理亜はその新しい小説を読んだ。
懐かしさを感じたのは自分にも同じような青春の思い出があったからだった。
部活の引退の思い出、片思いをしていたあの頃、子どもから大人へ向かうことへの不安と期待、二度と帰れない苦くて甘いあの頃の自分をも重ね合わせて物語を読んでいた。
《応援コメント》
秋山さま
初めまして、カクヨムに登録したのはたくさんの物語を読みたいと思ったからです。ちなみに私自身は作品書いていません(笑)
いわゆる読み専です。
登場人物の日常は、私も通って来たあの頃の自分に会えたみたいで懐かしささえかんじました。
物語の続きを楽しみにしています。
タイトルの蜂蜜色には何か特別な意味が隠されていますか?
ちょっとそんな気がしたもので…
《返信》
応援ありがとうございます。
咲良さんのコメントが僕の作品のコメント第1号です(笑)
蜂蜜の秘密ですか?
物語にこれから登場してくるのですが、蒼の弟"空"は小さい頃から入退院を繰り返してまして、ある日夕暮れ時に見た点滴が蜂蜜の色に見えたというちょっと深い訳があるのです。
これは恥ずかしながら僕の初小説です、続けて読んでいただくと幸いです。
◇◇◇
令和になって初めての夏の初めに"秋山 創真"の作品と作者フォローをした。
カクヨムにはたくさんの作品があるので毎日読むことが眠る前の真理亜の楽しみになっていた。
詩集やエッセイなどたくさんの作品を読んだ、中には魂の叫びのような重たいものもあったし、笑い転げるような作品
日常の出来事を楽しく書いたものなど、この世界にたくさんの人が生きているのだなと気付かされた。
創真の小説は週2回月、金曜日の
同じ時間に更新されていた。
学校での友達とのやり取りや、受験生の苦悩、最後の部活のこと、中でも沙羅の吹奏楽コンクールの話には感動させられた。
その頃初めてレビューコメントを書いた
作品名『蜂蜜色の空と蒼』
★★★Excellent
海辺の景色を眺めているようなこの作品に癒される日々です。
忘れてしまっていた夏の日を思い出させるような素敵な作品だと思います。
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作品をよんで応援ボタンは読んだ印として押していたし、その回ごとにコメントしてはいたが、レビューコメントは別物だった、たった1人のレビューで作品が評価されることはないと思っているが、作者の伝えたいことを汚したりしてしまうのではないかと思うと書けなかった。
その日の近況ノートに創真は咲良に対してお礼を書いていた。
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咲良さんレビューコメントありがとうございました。うまく喜びを表せませんが凄く嬉しいです。
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更新される度に、物語の続きを読むことも応援コメントを書く事も真理亜の週2回の楽しみになっていた。
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