小説を投稿する意義
ここから先は読んでいない人には少しネタバレになってしまうので
その中に出てくる往年の秀才(もっとも彼は詩人ではあるが)李徴は、自分が何故虎になってしまったのか、についてこう語っている。
「人間であった時、
勿論、
己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。かといって、又、己は俗物の間に
人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて
……私は虎にはなりたくない。
私が最近になって投稿し始めたのは、改めてこの「山月記」を読み、そう思ったからであった。
投稿という形であれば、たとい私がどんなに
だからこそ、同じように投稿している人たちと批評を交わし、もっと自分の文体に改善を
なにせ私はまだ新参者であるから(投稿していないだけで、本当に小説を書き始めたのは小学5年生ぐらいからであるが)。
2019年9月25日
日常の狭間 木魂 歌哉 @kodama-utaya
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