第17話
ふと思った。
パラレルワールドに迷い込んだのか?
時代は同じだが、紙幣は昔のままだ。
ありえなない事ではない。
もう、ナンシーがいた時点で、不思議だ。
受付の女の子たちに、紙幣を見せてみた。
「これ見てくれる?」
聖徳太子と、伊藤博文と、岩倉具視・・・
女の子たちは、驚いたいた。
「これが、昔のお金ですか?初めて見ました」
「どうして、持っているんですか?」
隠してもあれなので、正直に答える。
信じてもらえないと思うが・・・
「不思議な事もあるんですね」
「本当に・・・」
それだけか・・・
逆に調子が狂う。
「ちなみに、今の肖像画は?」
呆れられるのを覚悟で、尋ねてみる。
「福沢諭吉と、樋口一葉と、野口英世」
当たり前の答えが、帰ってきた。
だよね・・・
「もしかしたら、偽札か?」
そう思い、警察で調べてもらったら・・・
警察が適任かはわからんが・・・
本物だった。
わけわからない。
その日は、仕事がつかなかった。
疲れて帰宅する。
お寿司の容器は、なかった・・
鍵を開けて、部屋に入る。
出かけた時のままだった・・・
そのまま、ベットに横たわる。
ふと、気がついた・・・
「羽?」
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