2日目 断捨離をしてみる
何事も持っていることに憧れていた。
それは才能であり友人であり運であったりする。
自分が持っていないものを持っている人を見ると羨ましいと思うこともあった。
最近はそうではない。自分の人生は自分だけのものであり、最終的には誰かの介在する余地はないのだから。ただ、自らが望んで他者を介在させている場合は別だが。
とどのつまり、欲しいものはいくつもあった。欲しいものを集めては捨てられず身動きがとれなくなるほどに。
しかし、そうして気付いたことは集めることに執着していたのは見えない誰かと自分を比べ、挙げ句自分を守るためだったのだ。
結局私たちは「今、ここ」しか生きることはできない。であれば過去や未来というのは直接的には存在せず、各人で意味を与えているに過ぎない。
だから「今、ここ」に必要ないものは手放しても良いのだと、持っていない自分を赦しても良いのだと考える。
そして、断捨離を始める。
全て物語は終わらなければ次が始まらないのだ。
空が青いのには理由がある @takuto-kun
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。空が青いのには理由があるの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
出来ないことを、悩み続けても変わらない新作/星咲 紗和(ほしざき さわ)
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 3話
言葉足らずなヒトリゴト最新/平日黒髪お姉さん
★20 エッセイ・ノンフィクション 連載中 350話
7億当てるまで、死ねません!最新/味噌村 幸太郎
★23 エッセイ・ノンフィクション 連載中 127話
うたかた/西しまこ
★84 エッセイ・ノンフィクション 連載中 128話
日記/ごもじもじ/呉文子
★39 エッセイ・ノンフィクション 連載中 470話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます