第3話もとい裏1話 会議の裏にあったもの
生徒会の面々がくだらないおしゃべりに花を咲かせていた時、校舎の地下では
”学園の風紀を乱そうとする”集団の密会が行われていたのだった。
その集団の名は”BREAK”その名の通りの名前なのだが、構成員たちは意外とこの名前を気に入ったりしている。
そんな彼ら(彼女ら)がここにまでやってきた風紀破壊行為だが、
一つもない
なぜ彼らに前科がないかといえば、彼らが初めて顔合わせしたのが今日だからである。
しかし侮るなかれ。
生徒会には、生徒の中でも強力な能力者が集まっているが生徒会のメンバー以外にもこの学園には強力な能力者がいる。
なぜなら、この学園になぜ”生徒会”という治安組織があるかといえば、彼らのような学園の生活に不満などがある生徒があり、彼らは総じて自身の能力を使って学園に攻撃もといテロ活動をしてくるのだ。
読者の皆様の大半は今こう思ったであろう。
「え?学校に通っているんだからテロなんてやったらすぐにばれない?」と
テロと呼べばひびきは悪いしやっていることはそれなのだが、それはこの学園の創立に関係がある。
ここから少々昔話をしよう。
昔々、鎌倉の時代世界は6つに等分されていたという。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、ブラジル、オーストラリア
の5つの”大陸”(ちなみに北極は含まれていない)に等分されていた。
そしてその6つの大陸のは1つずつ”宝玉”という願いをかなえることができる力を持った球状のものがあった。
そんなものがあればもちろん起こるのは戦争である。
人と人が見にくい争いを起こし、多くの血が流れそれぞれの王が決まった。
そして王が決まり、300年余りの時が流れたときそれは起こった。
南アフリカの王だった男が南アメリカの宝玉その名も”新力の宝玉”にこう願った。
「私は力が欲しい絶対的な力が欲しい。”宝玉”よ!我が民に絶対の力を与えたまえ!」と
そういうと、国民に力が降り注いだ。
あるものは、何もないところから生命を誕生させることができるようになり、またある者は、空を飛べるようになり、さらにあるものは、超人的な肉体を手に入れた。
しかし、そんな力を持った一つの国をほかの国が許すはずがなかった。
圧倒的な力を持った南アメリカ軍も5か国軍事同盟の前に押され始めていた。
そして軍事同盟は、能力を持った一般人を捕虜として捕まえ始めた。
その結果、この世界には能力者が増えた。
そしてそのあとの南アメリカは、最後の南アメリカ王の願いによって終幕することとなった。
最後の南アメリカ王はこう言った。
「”宝玉”よ!”宝玉”をすべて破壊しこの大陸を消滅させてくれた前!!!!」
そう泣きながら叫んだのだ。
「おれは!もうこんな世界にいたくない!こんな世界は滅んだほうがいいに決まっている。早くしてくれ!!!!」
そのすぐあと音もなく南アメリカ大陸は世界地図から消えたのであった。
そして同時に世界に散らばっていた”宝珠”がバリンと割れた。
それから、数年後
王たちは割れた破片でもある程度の願いはかなえることができると発見され、破片を分けた。
めでたしめでたし
そんな感じで、日本にもアジアの”宝珠”である”変化の宝珠”の破片がこの学園
東京都立一条院学園にあるのだ。
それをめぐってテロをする団体が集まっているのだった。
「俺らの計画を発表する。」
ざわざわしていた地下室の空気が鎮まる。
「俺らは生徒会を潰す!」
これが歴史に残る
”一条学園大戦”
と呼ばれることとなる大戦の皮きりだった。
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