第2話生徒会
カタカタカタカタ
「よし、こんなもんだろ。」
「どれどれ、見せてみぃ。」
「あっ。私も見たいです。」
「僕にも見せてくれたまえ。」
「どーぞどーぞ。どうです?いい出来ではないんでしょうか?」
『・・・・・』
「?」
『いや、なんか重くね?』
「なんか重いほうがいいじゃないですか!物語の始まりですよ!
なんかこう、そう!威厳を出しておかないといけないんですよ!」
「威厳ねぇ、、、」
こんな会話をしているのは、我が生徒会4人である。
ここで軽くメンバー紹介
さっきから、語尾が小さくなっているのが我が生徒会の会長である一条院奏。
良家のお嬢様で、茶髪のポニーテールに整った顔立ち、まあありていに言って美少女である。噂によれば、彼女の家は全部で1.5ヘーホーキロメートルあるそう。
とんでもないお嬢様である。
そして、私も見たいといってきたのは、生徒会の会計、井出林美香。
背は高くないが、金髪のロングヘアーは綺麗に手入れされており、その病弱そうな白い肌から、一般生徒から”白雪姫”と呼ばれている。
ちなみに彼女は帰国子女で得意教科は数学、っその高い計算能力を買われ生徒会の会計になったという天才美少女である。
もう一人、一人称が僕の男。藤原正明。
こいつは、一言で言えば完璧人間。二言で言っても完璧超人いや、それ二言じゃねーじゃん。
という完璧っぷり役職は副会長。しかも女子人気は高い。
だが、俺はこいつの弱点というか性癖を知っている。
こいつの筋金入りのドシスコンなのである。
まぁ、俺はこいつのことは嫌いじゃない。(完璧なところは除く)
最後に俺、役職は書記の杉谷紫苑である。
生徒会の中だとスペックが低いように見える俺だが、割と勉強はできる。
どれぐらいできるかっていうと、学年3位(総合)位できる。
ちなみに一位は藤原正明、二位は現在幽霊化している生徒会庶務、遠野三久だったりする。俺生徒会内で最弱じゃない?
まぁそんなことはどうでもいいのだ。
なんでこんな俺がこの生っと会に属しているかというと、今俺が書き終えた
”学園に蔓延る悪を退治したい話 第一話プロローグ”を読んでくれた人には察しがついていると思うが、俺の性質を買ってである。
そして、この生徒会全員が超能力持ちである。
それどころか、この世界の人口の9割9分9厘が超能力持ちだが、残念なことに普通の人間に発現する超能力は、スプーンを曲げるとか、火を吹くとか、そんな曲芸じみたことしかできない。
しかし、この生徒会には、この学園でも強い能力者が集められている。
生徒たちの管理組織なのである。
そして今、俺たちはこの活動を書き記すためにこの物語を書いている。
ぶっちゃけめんどいが、会長命令なので仕方ないのだ。
まぁ今日はこんなもんでいいかな。
ちょっと疲れたから、帰ります。
以上、怒涛の説明会でした。
あっ、次回からちゃんとしたお話なんで、設定資料集的な扱いでちょいちょい読んでみればいいんじゃないかな的な扱いでいいですよ。
じゃあ、また次回~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます