第2話 ヒトの性格は進化しない。

簡潔に申し上げますと、僕はいじめがこのヒトの世界から消えてなくなることは、この先も無いだろうと思っています。それは、これまでいじめがあったからです。でこぼこをならそうとしたらまた別の場所で他のでこぼこができる。自然なことです。

これまでの100万年200万年間という彼らの歴史において、いつまでもそうであったのですから、どれほどの天変地異が起こったらいじめが無くなるだなんてことがあるでしょうか。


これまでのヒトの歩みを除く限り、どうやらヒトの性格というものは大して進化しないようなのです。個人的な変体はすることもあるようですが、やはり進化はしない模様なのです。その証拠に、大昔のヒトの書いた書物に対してすら、今のヒト達はあたかも新事実を突きつけられたかの如く成る程成る程と納得し、共感しては敬意を払っております。

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