高校二年生①

 理系ということもあり、一年生の時はクラスに40%いた女子が30%まで減少した。

 隣のクラス(通称:物理クラス)は15%というのだから、まだマシなのだろうか。


 そして襲い来る中間考査。

 何が怖いって、理系生徒は少なくとも二度は先生からの面談圧力を受けている。つまりそれに耐え抜いた猛者のみが集まっているというわけだ。

 何が言いたいのかって?【頭良い奴らばっか集まってる】!!

 成績が落ちることが確定したところで、抗う術などあるはずもなく、真面目に授業受けようとしても努力虚しく寝てしまう。

 案の定成績は120人中100位程度。うん。順位だけ見れば変わってないね!


 親には散々叱られたが、上がらないものは上がらないのだ。

 ここまで来ると勉強机に向かっても勉強する気が起きない。勉強しよう!と思って教科書を開いても、開いた教科書を見るとやる気が失せる。

 そんな日々の繰り返しだった。

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