第16話はつなつの夜の温度は狂ってゆく
ぎゅんぎゅんと鳴る轟音で満たしてよはつなつの部屋のひとりの夜
はつなつは亡霊ばかり恋しくてもうすぐ死者の季節が来るね
名前なきものを飼う日々はつなつの日差しに当てて消えてほしいよ
発語することもあたわずはつなつにお守りがわりのヒーターつける
甘いもの食べることなど好きだった記憶薄れてうずくまる夏
嘘ばかり演じることに倦み果ててはつなつの日は翳ってゆくよ
嘘よりもはやいひかりでつらぬいて閃光弾を投げてよこして
捨てられたうさぎだものねわたしだけはつなつの夜雷鳴を待つ
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