第15話 矢野顕子を聴く 四首
地震のち「ラーメンたべたい」口ずさむ日々の重みを噛みしめる春
災禍あり「HAPPY END」見えぬまま雑炊煮込む日々のはかなさ
大禍なく老いることさえ難しく「SUPER FOLK SONG RETURNED」
台所立つのもつらい春だけど「ごはんができたよ」自分に告げる
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