四話 繋がる者、アンカー
344:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
言ったァァァ!
345:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
(あの世に)逝くわよ〜、逝く逝く!(死亡)
346:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
それでこそや! ほんまニコちゃんはイッチの鏡やでぇ!
347:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ここからだ……この先生きのこれるか、それが重要だ。
348:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
やれる、やれるはずなんだ。
デスゲームを幾度も踏破してきたイッチの安価捌きなら!
349:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ニコちゃんの勇気が『オリンポス』を救うと信じて……!
ご愛読ありがとうございました!
350:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
終わったwww
351:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》349
終わらせようとすんなwww
352:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》349
打ち切りエンドw
353:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》349
wwwwww
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メラビアンの法則というものがある。
第一印象は出会って数秒で決するという、アルバート・メラビアンの研究に対する俗流解釈だ。
それによると、初対面の者に対する第一印象は、視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%という比率に依るとされている。
必ずしもメラビアンの法則が絶対であるわけではないが、しかし大多数に当て嵌まる事象なのは確かだろう。
人というものは目に見えるものを判断の指標に置いてしまいがちであり、視覚から取得した情報を重んじる傾向は誰しもが有しているのだから。
無論アルバート・メラビアンはこの並列宇宙ではまだ生まれていない。故にメラビアンの法則なるものの俗流解釈を、オリンポス十二神の一角、アレイスが知り得ていないのは当然のことだ。
だが彼女が神であり、人間よりも遥か高次に位置する生命であるとは言っても、その精神性や美的感覚が人間のものに近い故に――視覚から得た情報を、アレイスが尊んでいるのは自然であると言えた。
そのアレイスから見たニコという小娘は『薄気味の悪い小人』というもの。それ以上でも以下でもない。
気味が悪くとも虫けらなのだ、虫けらは踏み潰せばそれで終わりにできる。
強いか弱いかという、原始の力関係を価値基準に置いているが故の印象だ。目で見たモノの強弱を測るのは本能であり、弱いモノに対して大きな関心を懐くことは滅多にないのがアレイスという神格である。
ニコは確かに物珍しい
可愛い姪であるアーテーの初の信徒という事で、少しぐらい目を掛けてやってもいいか、という程度の心象しか懐いていないのだ。アレイスにとって、ニコとはその程度の存在でしかなく――故に、この瞬間である。ニコが軍神アレイスから
「アレイス様。ムスコ、ついてますかぁ?」
瞬間、空気が凍りついた。
不和の女神エリスの娘であるアーテーは、場の空気に不和を感じ困惑する。しかしなぜ、唐突にそんな空気になったのかが理解できない。
アーテーは今のところ処女神である。そして司る権能ゆえに人々から敬遠されてきたため、人付き合いもほとんどない。だからアーテーは男女の機微はおろか、下ネタに関しては疎い一面があった。
アーテーはニコの言った『ムスコ』なるものが、何を意味しているのか全く察していない。
だがアレイスは違う。アレイスは成熟した神格であり、蛮族を統べる闘争の女神だ。そして戦略や戦術にも長ける、
血筋で言えば最高神とその正妻の長女。高貴さで言えば『オリンポス』屈指だが、下世話な話にも通じている。何せ彼女の加護に与る人間は、闘争の熱を色欲へ形を変え発散することも多々あるからだ。
知性に富むアレイスには、すぐにその程度の察しはついた。思考に空白もなく、スーパーコンピュータの計算速度に匹敵する理解の速さである。
仮に男児を持つ母であるのかと問い掛けてきていたのだとしても、それは不敬である。何せ、アレイスもまた
それにつけてもニコの
これまでの神秘的な佇まいのまま、度し難い小人は目の奥で笑っていた。静かな狂気を湛えて嗤っていたのだ。
アレイスを侮辱する意図や、粗野で粗暴な振る舞いをするアレイスを揶揄する傲慢さもない。ただただ殺される
「ニコニコよぉ……テメェ、俺を
意外なほど、アレイスは冷静だった。
常ならば激怒し、女神を侮辱した罪を咎め、愚かな小娘を醜い化物に変えて永遠に苦しませてやるところだというのに、アレイスに去来したのは怒りではない。これまで直面したことのない、度し難い愚物を前にどう感情を出力するべきかを悩む、ある種の困惑だった。
炉の女神ヘスティアを想わせる聖性を有していながら、恐怖の神ポボスを飼い馴らして遊んでいるかのような狂気。例えて言うなら、聖なる乙女が死の危険を玩具にして遊んでいる、といったところだ。
愉快犯で済めばまだ可愛い方だろう。この小娘は自身の命をチップに、配当の少ない不当なギャンブルに身を投げているのである。これを狂っていると言わずなんと言うのか、永き時を経た神格であっても答える術を持つまい。
「おちょくる……私が、アレイス様を?」
「すっとぼけてんじゃねぇぞ。自殺志願にしても笑えねえ。この俺を使って自殺できたんなら、自殺志願者にとっちゃあ世界一贅沢な自殺方法だろうがよ、付き合わされる方は面倒でしかねぇ。おう、無礼とユーモアのグレーゾーン突いて遊んでんのか? それとも俺の寛容がどれほど続くか図ってんのか? どっちにしたって俺は不快だぞ。ええ?」
「ちょ、ちょっと待った伯母様。なんでそんな剣呑な感じなの? え? ちょい意味分からんし落ち着こう、ニコが悪いことしたんならあたしも謝るから! ほらニコ、あたしと一緒に謝るの! ほら!」
小首を傾げる、聖なる怪物。
そう怪物だ。小娘の姿をしているが、その中身は異形であるとアレイスの洞察眼が見抜いていた。
しかしアーテーからすると突然の不和である。どうしてそうなったのかは理解が追いつかずとも、不穏な流れは察知できた故に仲裁に入った。
そんな姪に、アレイスはぎょろりと目を剥いて一瞥する。ギョッとして身を強張らせたアーテーからすぐに視線を逸らし、ニコへと強く問い掛けた。
「おう、答えなニコニコ。事と次第によっちゃあ捻り潰すぞ。比喩じゃねぇ、本当に首から上を捻り潰すって言ってんだ」
「お、伯母様!」
「黙ってろチビ。いいな、ニコニコ」
「では――はい。どうぞ、ご質問ください。なんなりとお答えします」
にっこりと。下品ではなく、上品に微笑むニコの聖性に、アレイスは内心鼻白む。
冗談抜きの殺気を滲ませ、嘘偽りのない殺害の意図を告げたというのに、微塵も気後れしないこの小娘の精神はどうなっている。
もちろん本気で威圧してなどいない。これは確信だ、アレイスが本気で殺気を放てばニコも怯えるだろう。だがそれは肉体に根ざした本能からくる反応でしかなく、精神は欠片も萎縮しないだろうというのが分かった。
気味が悪ぃな、生き物としてブッ壊れてやがる――アレイスは顔を顰め、問いを発した。
「おう。俺にムスコがついてるかってなどういう意味だ――なんてのはどうでもいい。こいつは俺の見立てだが、テメェ……俺の
「ニコが……伯母様のウツワを?」
ウツワって何? と首を捻るアホの子アーテーを横に、目を細めて笑みを深めるニコ。
その反応で充分だった。アレイスの中で撃鉄が起きる。後もう一アクションで、戦の理を司る戦女神は人間の小娘を殺めるだろう。
人間如きが、神を試す。これに並ぶ傲慢さはそうはない。誅罰を下すのに、迷いを差し挟む余地はなく。しかし最後にもう一つ、問いが残っている。これを残したまま手を下す気はなかった。
どのみちこれを最後に、女神はニコを殺すつもりでいるのだが。
「わざと俺を怒らせようとしやがったろう? なんで俺の器を計った。簡潔に答えな」
「………」
「だんまりは赦さねぇ。さっさと言え」
「………」
「言えッ!」
発された戦女神の怒号に、大気が震撼する。思わず縮こまるアーテーを無視して、ニコを睨む血色の双眸。
空洞の眼差しで相対していたニコだったが、ややあって諦めたように首を左右に振った。そして、彼女は告白する。
「その問いにお答えするには、私の目的をお話する必要がございます」
「目的、だぁ?」
「はい。私は遠く、ずっと遠くの東の地より参りました。行商人の父について回ってきた私の目的は、『廃れた神格を祀ること』でございます」
「……あぁ?」
ニコの突拍子もない台詞に、思わず胡乱な反応を返してしまう。
聖なる眼差しで、女神を見詰める乙女。
偽りを見抜く権能をアレイスは有していない。しかしアレイスを謀る真似は人の身には不可能だ。何せ彼の女神の洞察力は神域、話術に筋が通っていようと女神アレイスは見抜くだろう。人間が偽りを並べているか否かなど。
もし仮にアレイスを騙し得るとするなら、精神構造が常人から著しく逸脱しているか――そもそも嘘を吐いていないか、だ。
探るように先を促すアレイスに頷き、ニコは続ける。
「この地の神はどうであるか存じませんが……私の故郷では人から忘れ去られたり、信仰を失ったりすれば、神は神格を失ってしまいます。力に長ける神、知恵に長ける神、狂気を司る神……例外はございません。
神格を失くしたモノは悪しき霊となり、人々を害するだけの災害となるのです。しかし、重要なのはそこではないと私は思います。神とは存在からしていと高きもの。それが神でないモノへ堕ちるのは悲しいことでございます。
故に私は堕ちたる神をお集めし、祀り、神格を保つのです。
しかし悲しいことに、そうしてお集まりいただいた神々は名を失くしておられる。ですので、私は彼の御方たちをこう呼んでおります。『繋がるもの』――アンカー、と」
「……アンカー。繋がるもの、だと……?」
「はい。私の大目的は、私がアンカーとお呼びする神々の集合体、それを多くの人々に知っていただき、ただ信じていただくことです。私が不遜な物言いをアレイス様へしたのは、この地にて最も栄えたるオリンポス十二神の一角、偉大なる至高の御方の度量を知りたかったからでございます。
何せ私のしていること、しようとしていることは、ともするとこの地の神々のご不興を買ってしまうかもしれないと考えたからです。アンカー様を祀る巫女として、また教えを広めようと志す教祖を兼ねる身として、オリンポス十二神の方々をご不快にさせることは本意ではありません」
「………」
ニコから飛び出した話のスケールに、さしものアレイスも二の句に詰まる。
遠方には自分たちも知らない神の領域があるとは知っている。しかしオリンポスこそ至高だとアレイスはそう考えていた。
驕りだろう、だからどうした。文句があるなら掛かってこい。戦でこそ輝く身だ、いくらでも相手になってやる。
そうした意識のあるアレイスだが、何もよその神全てが小者であるとは思っていない。むしろ同じ神という括りにあるものには一定の敬意を懐きもする。
何より無条件に神を絶対至高の存在とするニコの姿勢には感心させられた。
この時点で、アレイスはニコを殺す気がほとんどなくなっていた。だが、完全に許すにはまだ必要なものがある。
「テメェ……いや、ニコニコ……いや、いや! ニコ、だったな」
「はい。親しみを込めて『ニコちゃん』とお呼びくださいませ」
「ハッ、図に乗るなよ? まだ許しちゃいねぇ。俺らオリンポスは、人間如きの信仰やらなんやらで落ちぶれたりするタマじゃねぇ。そんなチンケな神じゃねぇんだよ。だがテメェは言ったな、堕ちた神を集めてるってな」
「はい」
「
「はい」
間を置かず、迷った素振りもなく、ニコは手を虚空へ差し出した。
ここで迷う素振りを見せたなら、即座に偽りを述べていたと看做し、即刻捻り潰しているところだったが。どうやら本当のことを言っているらしい、とアレイスはニコを信じた。
――それは。つまり。ニコという存在が、アレイスを謀れる条件を満たしている証と言えた。
すなわち、精神構造が常人から著しく逸脱しているか。はたまた嘘など一つも吐いていないか。
ニコの薄い手。その五指の一つに嵌められていた指輪。それは、飾り気のない簡素な木の指輪だった。
「これを」
「……なんだ、これは」
差し出された指輪を受け取ったアレイスは、ニコに問う。
「アンカー様との意志疎通をするための触媒でございます。アンカー様は神格を失うと共に、その権能やお姿をも失くしてしまわれているのです。故にアンカー様はこの触媒を介さねば、形あるものとの意志の疎通すら成せません。
アレイス様。どうぞその神器を指に嵌めてください。そうすれば、アンカー様の実在を知れましょう。以て私にできる証明としていただきたい」
「……これを、嵌めればいいんだな?」
胡乱なものを眺めるような目で、怪しみながら木の指輪を嵌める。
アレイスが怪しんでいたのは、この木の指輪に欠片ほども神の気配を感じられなかったからだ。
だがどのみちすぐに真偽は明らかとなる。アレイスは意を決して指輪を嵌めた――瞬間だった。
ちくりとした痛みが、指に走る。ぴくりと眉を動かした女神だったが、しかし。それと同時に目の前に浮かんだ
360:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
うぉぉおお!? まじで?! まじで女神サマおれら見てる!?
361:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
いぇーい、アーカイブの奴ら見ってるー? アレイスさんもみってるー?
362:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
そうです私が神です。
363:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ふぉ、ふぉ、ふぉ、ワシらの巫女ニコちゃんが失礼したのぉ。
364:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
せ、せせせ拙者かつてなく緊張しているでござるぅ!
あっ、心臓止まりそ
365:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》364
ちょ、じいちゃーん!!
366:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
挨拶もできぬ粗忽者ばかりで失礼いたしました。
アレイス殿、我らアンカー、ニコちゃんの言に偽りなしと太鼓判を押させていただきますぞよ。
「な――」
アレイスの神眼に映ったのは、薄い半透明の板だ。
そこに未知の言語で記された文字が走っている。それも、神であるアレイスだから拾える意志を無数に感じた。
取るに足りない矮小な意志の光。文字でしか意志と存在を主張できない薄弱な存在。それらも驚くに値した、ニコの言葉が真実である証として不足はないからだ。
だが何より驚いたのは、未知の言語であるはずのそれらを、アレイス自身が確かに読み取れたことだ。
「て、テメェら……テメェらが、アンカー……って奴ら、か?」
367:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
んっんーwww なんだか大変なことになってきておりますなwww
368:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ちなみにニコちゃんの言ってること全部嘘だからwww
369:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》368
ブチ殺すぞ貴様……。
370:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
そうです、わたしがアンカーです。
371:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
そうですわたしが変な奴らです。
372:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
安価は滅びぬ、何度だって蘇るさ!
373:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
うへ……アレイスさんマジ美人。結婚しよ。
374:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ならアーテーちゃんはもらっていきますね……。
375:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
おいふざけんな。礼儀ぐらい尽くせ。おれら全部一括に見られてんだぞ。
376:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
アンカーのみんな、とても無礼かつ天の邪鬼で間抜け揃いなんで、多少のお茶目は許してちょ。
「………」
なんだ、この無礼者どもは。流石のアレイスも呆気に取られ、しかし彼女はこのふざけた連中に付き合う気はなかった。
ニコの言葉に嘘はなかった。そう判断したアレイスは、さっさと木の指輪を外すとニコへ返却する。
「……堕ちるだけあって、クソみてぇな邪神が多そうだな。ニコ、テメェ大丈夫か?」
真顔で心配されたニコは、思わず苦笑いを浮かべて応じる。
「個性的な方々でしょう? ですが、私にとって安価は……アンカー様は絶対でございます。悪い方はいない、とは口が裂けても言えません。ですが、私が選んだ道です。たとえ何があろうと悔いはしません」
「……そうか。疑って悪かったな。神を絶対とするその姿勢、天晴の一言だ。ニコ……いや、ニコちゃんと呼んでやる」
「はい」
「ニコちゃんよ、目的はアンカーの連中を祀り、存在を広めることだったな。それ、許してやる。まずはイリオンでやってみな。後ろ盾にはなってやらねぇが、俺の身内やら木っ端の神がしゃしゃり出て邪魔してこねぇようには手を回してやるよ」
「それは――願ってもない話です。ありがとうございます、どうぞよろしくお願いします」
アレイスの言葉にニコは深々と頭を下げて感謝の念を伝えた。
久方ぶりに未知に触れ、機嫌を良くしていたアレイスは鷹揚に応じる。
そんな彼女たちを横から見ていたアーテーは、剣呑な空気がなくなったのにホッとして口を挟む。
「むつかしいお話、終わった? ならさっさとイリオンに行こうよ。伯母様の戦車でさ」
$ $ $ $ $ $ $ $ $ $ $
400:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
いやぁ、ビビりましたな。
401:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
ニコちゃん、お主も悪よのぉ。
402:ニッコニッコちゃん
いや、流石の俺も今回はもう駄目かと思ったわ。
口裏合わせてくれてサンキュな、みんな!
403:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》402
イッチ!? ニコちゃんか!?
どうしてここに? まさか自力で脱出を!?
404:ニッコニッコちゃん
》》403
俺はニコちゃんだ(無言の腹パン)
イリオンについて、一旦ログアウトしてからここでカキコしてるだけだぞ。
405:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
なんでおれは腹パンされたんですかねぇ……。
ところでログアウト中、アバターはどうなんの?
406:ニッコニッコちゃん
消えてる。アヴァターラの体って基本、俺の体を材料にしてっからね。
リアルに帰ってると当然アヴァターラも消えるのよ。
それより一旦オチるな。なんか運営に呼ばれたから、対応するために落ち着ける時間がほしい。
407:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》406
ほぇ? いったい何やらかしたし。
408:ニッコニッコちゃん
》》407
いやさっき指輪に偽装してたプレイヤー専用の『リアル・サイド』をアレイスに渡したじゃん?
その時にアレイスの血、摂取できてたみたいでね。
その神の血、どうすっかって相談したいみたいなのよ。
俺としてはアヴァターラに混ぜてみてほしいなぁ、って。
409:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
》》408
!? そ、それってまさか!?
410:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
まさかの半神化フラグ!?
開始早々チートや! チーターや!
411:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします
生き残る努力と言って差し上げなさい。普通の人間が生き残るのとかマジで無理だからね、フツー。
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