二話 安価で始めるロールプレイ




 【ロールプレイ】

『意味』役割演技。現実に起こる場面を想定して役割を演じること。

『捕捉』ロールプレイングとも。一部ではごっこ遊びと揶揄される。




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「――――」


 声が聞こえた。

 聞こえたのだ、あたしに救いを乞う祈りの声が。

 天空神ゼウスの怒りを買ってしまったがために、天界に帰ることを禁じられて数十年。神々の一員としてではなく、統べるべき人間の世界で生きる身分に貶められた我が身が、救いを求める人間の声を聞いたのである。


 聞こえないはずだった。愚行や破滅、妄想の柱として地に落とされたあたしには、決して届いて来ないはずの祈りだった。


 だってそうだろう。地上の人間たちが愚行を繰り返すようになったのは、あたしが地上に落とされてしまったからだ。

 自分たちに破滅を齎すような神に、誰が祈りを捧げる? あるいはこの声すらも自らが生んだ妄想なのかもしれない。

 数瞬、そう迷った。だがもし仮に、これが己の妄想ではなかったとして。果たしてゼウスの癇気を買った身が、神として人間の祈りに応えてもいいものなのか?


 応えたいと思う善意。ゼウスに睨まれていることから来る畏れ。

 それらの板挟みになり、即座に応じることはできなくて。ついつい声の主に意識を惹かれた。


 何を求めているのだろう。まさか大それた考えで祈っているのではないだろうな? 好奇心に殺される猫のように、ひょこひょこと歩いていった。

 すると城塞都市の離れにある森から、祈りの思念が発されているのが分かった。


「水も食料もなく、狩りのための道具もない。ばかりか右も左も分からず、途方に暮れています。どなたか親切な神様、お供え物も用意できていない私ですが、なにとぞその慈悲深いお心でお救いください」


 祈りの思念を辿っていくと、そこにいたのは一人の少女だった。

 毛先のカールした黒髪を短く切り、キトンを纏っている。ハッとするほど白い肌には染み一つなく、さながら地母神が溢した母乳のようにこまやかだ。

 祈りの所作としてなのか、両手を組んで祈りを捧げる瞳は聖なる泉のように碧い。少年のようでありながら、その中に確かな少女性を有する神秘的な容姿で、まるでたった今生まれたばかりの命のように穢れのない様は、神の目から見ても吸い寄せられそうである。


 邪念はない。捧げる祈りは迷子のそれ。だがあたしは危惧した。


 彼女は美しかった。ともすると女神とすら美を競えるのではないかと思えるほどに。

 このまま祈りを捧げていれば、太陽神アポロン戦神アテナイ最高神ゼウスにまで気づかれかねない。彼らに気に入られれば、彼女は女として悲惨な目に遭うだろう。

 好色な神は彼らだけではなかった。他の雑多な神にも目をつけられる。それは、あまりに偲びない。


 溢れ出る善意にはもう逆らえなかった。


「もう祈るのやめていいよ。だって神たるあたしが来たんだ!」


 なるべく脅かさないように、彼女の前にゆっくりと姿を現す。星辰体アストラルから物質体に切り替え、人間の目にも見える姿で。

 するとアーモンド型の目を見開いて、彼女は驚いたように訊ねてきた。


「あなたは……?」


 満面ににっこりと笑みを浮かべ、神は答える。困っている人は助けたいという、地獄への道を善意で舗装しそうな笑顔で。


「あたしは女神アーテー! 女神エリスの娘、アーテー・デュスノミア様だ! 人間、キミを助けてあげよう。あたしに救いを求めたキミ、名前をあたしに教えろ!」




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 山口賢民が演じるアヴァターラ、『ニコマ・ソクオーチ』に課した設定は、相対した敵を即落ち2コマさせる美貌の天才剣士というものだった。いや剣士スキルないんですけどね。将来的にそうなれたらいいなっていう願望だ。

 冷徹でニヒル、自分勝手で割りと屑。保身のためなら平気で他人を売る卑劣漢でもあり、神様から気に入られるのを目標としているとかなんとか。そんな最低な人物像で英雄になって、『オリンポス』の未来で語り継がれるのを最終目標としていた。


 が、当初予定していた人物像キャラクターのロールプレイ案は破棄せざるを得ない。だって女になっちゃったし。

 屑なキャラクター性で見た目は美女な感じだと、ギリシア産英雄の踏み台にされるばかりか、お仕置きと称した強制性行為をされてしまう。殺されるのは良いが女としてヤられるのは御免被りたかった。

 そこで賢民はロールプレイ案を一旦白紙にして、改めて考え直してみた。そしてすぐに面倒臭くなって、スレ民の皆さんに投げることにする。


「えー……さっき決まった安価の通りに行動する前に、一つ決めておきたいことがあります。皆様奮ってご応募ください」




120:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ギリシア神は95パー糞ばっかだかんなぁ。これからどうなるか。


121:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 お? どしたイッチ。


122:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 来たか……。


123:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ザワ……ザワ……い、いったい何が始まるんです?




「決めるのはずばり、俺が『オリンポス』でどんなキャラを演じるかです。デスゲームは楽しんでなんぼ、命を懸けたロープレは欠かせんでしょう。元々俺が考えていたロープレ案は女になっちゃうとできそうにないし、改めて考え直すのも面倒なんで、折角なら安価で決め直そうかなと。

 たとえば『清楚』とか『肉食系女子』とか、そんな感じで性格とか決めていこうと思います。で! 性格が三つ決まったら、俺の背景を二つ。その次が生き様を二つです。それではいきますぜよ……準備はよろしおすな? んじゃ連続で逝くぜよ。安価下3、下5、下6、下7、下9、下11と12!」




124:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 うおおおキタァ! ってなんぼなんでもいきなり過ぎぃ!

 えっとじゃあ『バカ』で! バカっ娘はおれのジャスティス。


125:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 っしゃ来い『レズ』!


126:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 デュフフwww 紳士である拙者に抜かりはありませんぞコポォwww

 イッチの性格上そろそろ来るなと思って身構えてた拙者ガチのスナイポォw

 『愉快犯』これで決まりですぞwww


127:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 さらっとデスゲームは楽しんでなんぼとか……命は大事に、わかりますね?

 それはそれとして『ショタコン』


128:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 》》126スゲェけどキメェ!

 『聖女』だろ常識的に考えて。ギリシア神話で聖女とか色々と捗る。


129:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 初動が遅かったワイ、諦めて性格三つ目スナイプに切り替える。

 『クズ野郎』

 女だけど中の人は男だから野郎でもオッケよね。


130:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ワイ将、手洗い行ってて初動遅れるの巻。諦めて背景一つ目をスナイプ。

 『遥か東から父娘で行商に来てたが賊に襲われ逃げ出した。父親死亡済み』


131:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 スナイパー大杉ィ!


132:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 》》128 聖女が性女になるんですねわかります。

 『ふわっふわな不遇の幼少期を送ったせいで目が濁ってる』


133:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 スナイパー多すぎ問題。

 イッチことニコちゃんのスレにはスナイパーが多くて困る……。

 一応『女神と美を競ったせいで記憶を奪われて放逐された。現在迷子』


134:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 またまた拙者でござるぞwww 今度は生き様でござるなwww

 『安価教団を設立して黒幕化』


135:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 今来た。え、何が始まるんです?




「そこまで!! 多分ここらへんで終わりのはず。で、誰か纏めてー」




136:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 さあ 盛 り 上 が っ て 参りました!


137:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 んもぉニコちゃんってばナマケモノなんだからぁん。


138:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 性格『愉快犯』『聖女』『クソ野郎』

 背景『遥か東から父娘で行商に来てたが賊に襲われ逃げ出した。父親死亡済み』『ふわっふわな不遇の幼少期を送ったせいで目が濁ってる』

 生き様『安価教団を設立して黒幕化』『今来た。え、何が始まるんです?』


139:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 最後なんか違うwww




「………」




140:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 イッチ困惑不可避www っていうか最後の拾うの?www


141:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ニコちゃんめっちゃ困ってるwww




「……うん。ちょっと待ってな、纏める」


 どうせカオスになるんだろうなぁと思ってたらこれだよ! 予想以上で想定通りとかいう矛盾した感想しか出てこないでござる。

 とりあえず演じる性格……ここからどう足掻いても矛盾が出てしまう。なんやねんこれ。


「愉快犯……なのに聖女。聖女……なのにクソ野郎? クソ野郎が愉快犯的に動いてるけど本質的には聖女? ちょっと意味が分かりませんね……」




142:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 控えめに言って難易度ルナティックである。

 大丈夫? おっぱい揉む?(自分の)




 揉みません。

 というか、こんな人間リアルにはいねぇからね。アニメかエロゲのキャラだよこれ。しかもメインヒロイン張れないタイプ。下手すりゃ『黒幕でした』まである。


「とりあえず頑張ってロールするけど、これじゃない感が出ても許してな。流石の俺も完璧にこなせる自信はないぞこれ」




143:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 それはしゃあない。本人はやれてるつもりでも、他から見たら感想はどこかしら変わってくるからな。

 ってかホントにやれる? ムズ過ぎない?



「ヤァッテヤルゼ! 住民が信じる俺を信じろ! やれるやれる、演技派のニコちゃん見せたるから見とけよ見とけよー。

 んで背景な。東の行商人の娘で親父死亡済み、これは把握した。でもふわっふわの不遇の幼少期って何? 俺リアルだと目ぇ濁ってるらしいから自然体でオッケだとして。

 んー……元々親父死んでるしそこらへんは誤魔化さんでいいか。行商人っぽい不遇な過去とか誰か考えといて」




144:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 唐突に俺らを襲うニコちゃんの闇深! 不意打ちやめぇや……。


145:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 そして、問題の生き様である。てめぇのパンツは何色だーっ!




「難問だぞこれ……安価教団ってなんだよ。それ設立して黒幕化する生き様とは? しかも最後のヤツ、『今来た。え、何が始まるんです?』って……?」




146:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ……なんかごめん。それはあれだ、決め台詞的な?(震え声)


147:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 むしろ煽りじゃねこれ。天然装って渦中に飛び込んだ時に、

 『え、何が始まるんです?』とかクッソ腹立つぞ。




「煽りが生き様? 性格の聖女要素かき消すクソっぷりよ……。だけど安価は絶対、やるしかないね。愉快犯的性格に絡められん事もないし、ムカつく系黒幕聖女とかなんか新しくない……?」




148:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 長い歴史だ、探せばどっかにいたかもな。

 二十一世紀からこっち、いろんなキャラがいたし。

 でも参考になりそうなキャラ、軒並み時代の波に呑まれて消えてるのよね。




 そんなキャラを生み出せた作家先生が居たとしたら、どうすれば上手く動かせるのか俺、気になります。

 それはそれとしてロープレの方向は固まった。……固まったのかこれ? まあいいや。ともかくなんとかそれでいくためにも、まずは一人称を変えよう。

 『俺』とか言う聖女はなんか嫌だしな。


「さて……お祈りタイムである。さっきの安価は3だったし」




149:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 冴えてるニコちゃんはギリシア神話の神様にお祈りしておねだりする、だっけ?

 ……冴えてるのこれ? 来る神様によっては初手で詰む気がするんですが。


150:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 でぇじょうぶだ、仮にゼウスが来てヤられたとしても、ニコちゃんの聖女っぷりを引き立てるいいエッセンスになる。




 俺は嫌だぞ、そんな聖女要素の活かし方。

 さりとて安価は絶対。聖女ムーブを抹茶の如くキメつつ、お祈りバートに移る。


「それはそれとして祈ったら神様って来てくれるもんなのかな。神が実在する世界だけど、祈っても心の声とか聞こえませーんってならない? ……まあ、来たらラッキー程度に思っとくか。それからすまんけど、こっからちょい集中モードに入るから、レスに反応しないけど悪く思わないでね」


 断りを入れて咳払い一つ。目を閉じて外界の全てを内界から締め出す。

 精神統一、精神集中。

 頭の中、頭蓋の内側に空洞を押し込み雑念を排除。安価で決まったニコちゃんのキャラを脳裏で反芻しながら、その役に入り込んでいく。


 工程としては、役を造り、己を消し、役に入る。自分じゃない自分に成る。自分という自我を殺していく。『演じる』という意識を稀薄にし、描いた虚像に自身を当て嵌めていくのだ。

 演じるのは得意だった。好かれる必要はない。誰かにとって都合の良い誰かになり、自分を偽ることなく素のままで振る舞うのに徹する、憎まれない風見鶏になればいい。

 ここで強く押し出すのは、聖女。そのイメージは崇高で邪念のない女。慈しみ深い祈りの殻。その殻を被って、清廉な己をゼロから作り上げていく。


「――イメージは、固まりましたね」


 参考にしたものはない。ただ単純に聖女とはこういうものだろうという、ある種、勝手な想像を自分で形にしただけ。

 そこに人間味は要らない。薄汚い人間の性を、理想とする聖者の偶像に混ぜ合わせると不純になる。不純は、聖女ではない。純粋で穢れがないものとして崇高な乙女を定義した。


 『私』は誰にともなくニコリと微笑んだ。貞淑で包み込むような慈愛に満ちた、聖なる乙女の微笑みだった。


 それにどこか・・・で『私』を見ていた人間が喝采を上げる。スゲェ、完璧だ、やばい惚れそう、などなど。そんなコメントを意識することなく、私は両膝を地面について両手を組む。

 この世界、この時代に、祈りの所作として両手を組む姿勢があるのかなんて知りはしない。しかし祈るならこの姿勢だろうと、勝手なイメージを己の虚像に押し付ける。


「水も食料もなく、狩りのための道具もない。ばかりか右も左も分からず、途方に暮れています。どなたか親切な神様、お供え物も用意できていない私ですが、なにとぞその慈悲深いお心でお救いください」


 何度も何度も、繰り返し祈る。小声で囁くように口にするのは同じ文言、壊れた機械のように同じ台詞をリピートする。

 延々と、延々と。無為に流れる時間の感覚が遠のいて、祈るだけの装置へと純化していく。

 元の『俺』を知るどこか・・・の誰か達は、そこに狂気を見た。しかし私に狂気なんて微塵もない。どこまでも理性的で、どこまでも聖的に、果てしなく高尚に祈るだけだ。


 曖昧だが、おそらく数時間はそうしていたと思う。


 数時間。一口で言うとひどく軽くて空虚な、中身のない時間経過だろう。

 だが祈りを捧げている私の体感時間はとても緩慢で、同時に時間の流れを忘れるものだった。

 何時間でも、それこそ一日を通してもずっと祈っていられる。敬虔で尊い聖女とは、そういうものだろうと思う。

 祈る。一心に。そうしていると、ふいに辺りの空気が一段重くなった。

 何かの気配がしたわけではない。しかし確かに重いものが、この空間にのしかかって来ている。

 なんだろうと目を開くと、目の前に一人の少女が現れた。それに驚く。


「もう祈るのやめていいよ。だって神たるあたしが来たんだ!」


 その少女は今明らかに、何もない空間で実像を結んだ。ステルス迷彩を解いたかのように忽然と現れたのだ。

 異なる並列宇宙のスレッドの中で一気に書き込みが増えていく。私を中心に設置しているカメラに、この少女がオカルト的に出現したのが映ったからだ。

 技術的に再現不能かといえば可能だ。しかしステルス迷彩めいた現象を能わせる技術は、この世界にはないはず。ならこれは、彼女が科学技術とは無縁の何かを行使して、何もないところから姿を現したということになる。


 その少女は、どこかちぐはぐな印象を持っていた。


 くすんだ赤髪は地面につくほど長く、おどろおどろしい黒い瘴気を発している。薄く開かれた細目の中には、この世のありとあらゆる狂気を煮詰めた暗い奈落が潜み、火星のそれに似通った血の色の瞳が輝いていた。

 背筋が凍らんばかりの不吉の色。美しくもおぞましい、しかして可憐な風貌は少女的という形容が相応しい。口元を緩める善意に塗れた笑みはいっそ吐き気を催さんばかりだ。

 根源的な部分で気圧されそうになる。これは、人間じゃない。背中に黒い羽毛に覆われた翼を有しているのが見えなかったとしても、一目で人外であることを確信させられる。

 そして違和感の元は、その服装。彼女は毛糸の赤いニット帽を被り、レンズの無い丸眼鏡を掛けていた。そして白色を基調にした半袖のブラウスと、黒いロングスカートを履いている。そのどれもが世界観に反した物ばかり。古代の服飾技術では作製できないであろう物だ。


「あなたは……?」


 私が問いを投げかけると、煌々と妖しく光る血色の瞳を細め、にっこりと笑い彼女は答える。百年以上も昔に絶滅した、押し売りを得意とするセールスマンが如き調子で。

 掛け値なしの善意を根底に置いた、はた迷惑極まりない存在の具現。そんな存在は明るく、闊達に、そして傲慢で愛らしく名乗り私へ要求した。


「あたしは女神アーテー! 女神エリスの娘、アーテー・デュスノミア様だ! 人間、キミを助けてあげよう。あたしに救いを求めたキミ、名前をあたしに教えろ!」




265:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 えっ。


267:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 エリスの娘アーテー? デュスノミア?

 『オリンポス』だとアーテーとデュスノミアが同一存在なの?


268:名無しに代わりまして英雄志望がお送りします

 ……破滅の女神と不法の女神が合わさって最強に見える(白目)

 エリスの娘ってこと以外に共通点ないやろがい!!




 リアル時空のスレ民のツッコミは、残念ながら私とメガミサマには届かなかった。





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