MHWの歴史その2 黎明期~第一世代
前の話は概要的な?少しだけ続くんじゃ!
・黎明期
HT黎明期(2029年頃)は主任務がフォークリフトなどの積み込み用重機の置き換えと従来の重機で出来ない作業が中心だった為、戦闘への参加は無かった。どちらかと言えば、HTとしての運用が主で、戦闘は考えられていなかった。
しかし、2030年。中東で発生した砂漠戦にて、現地改修によって25mm機関砲M242ブッシュマスターとM134ミニガンで武装されたHTが戦線を迂回し、敵の背後を突いた。ここから戦闘用のHT、つまりMHWの開発が始まる。多種多様な機体が生まれたが、総じて稼働時間と出力、機動性に悩まされ、本格的な戦闘に投入できるシロモノではなかった。
・第一世代の誕生
そんな中で2068年に誕生したM68タウラスはこれまでの機体とは一線を画する機体だった。4つの脚の先にあるタイヤで移動する装輪タイプのMHWであり、機動性は群を抜いていた。また、新技術「超電導モーター」により長い稼働時間と高い出力の両立に成功した。機体の完成度が非常に高く、物語の舞台となる統合歴10年(誕生から42年が経過)でも改修型が現役である。
その為か次に完成したM76パイソンは、MHWとしては初めてマインドリーダーを搭載し、良好な操作性と整備性を持ち、初の二足歩行機であるものの、あまり重視されていなかった。また安価な超電導モーターを採用した影響で低出力化を招き、タウラスを退役させるはずだった本機の方が早々に退役を始め、統合歴に移行した時には訓練用に改造された物を除けば、後方警備用として少数が運用されるにとどまる。
・第一世代の完成形、M98レインフォース
連合軍では2091年に、いくら使い勝手が良いとはいえ流石に旧式化したタウラスと、整備性や操縦性は良いのに低出力なせいで全く使い物にならないパイソンを更新するため、新規MHWの開発計画が始まった。ここで完成したのが、M98レインフォースである。この機体は第一世代MHWの完成形と言われ、ほとんどの機体生産ラインが本機に置き換えられ、前線の主力機体は支援機を除きすべてがこの機体になった。
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