第3話(改訂1回)

【現在の人格は明塔です】


ふぅ…気づかれなかったか?

それとも気づいているが無視したのか?

あの後は、姫を名乗る者に連れて行かれ、王様から召喚理由をウダウダ…

親友の石倉も怪しんでいる、まぁ魔王の侵略とやらが、この国だけそれは絶対に無いだろうな。と言うかなんでみんな(石倉を覗く)信じてんのバカじゃねぇの死ぬの…

いや冷静になれっていうのが、無理かぁ。

元の世界に帰るには、最低でも2年の歳月が必要とか何とか…すごいアメさんだぁ


ピ(どうするの?メット)

「どうしようか…」

ナ(うぅ、ピエロ~)

ピ(ナイト悪かったって)

ナ・ピ(ぎゃーぎゃー)

ハ(とりあえず、落ち着けおまえら)


ははは今日もみんな元気だな~

ん?あぁ王様の話が終わってなんか能力鑑定の話になったな。


「では、始めるぞ」


王様がそう言うと、水晶玉が出てきた。

あれが王様の言っていた鑑定装置か…


(ピロン)


明・ナ・ピ・ハ((((えっ))))


ピ(なに今の通知音)

ハ(分からんけど…スマホ見てみたら)

ナ(どうだメット)


スマホをバレないように取り出して見てみる。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


●名称[鑑定水晶]

○状態[加工劣化]

○評価[☆×0:★×1]

○説明[未熟な加工したことにより劣化した鑑定水晶

    鑑定結果…名前、能力しか出てこないゴミ

         道具に使用不可能]


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 


ピ・ナ・ハ(((うわぁ、コレは酷い)))

(使えねぇ…いやこの世界だとコレが標準かもしれんな)

ピ・ナ・ハ(((だからってコレはないわぁ)))


おっとそろそろか、スマホはこの世界でも使えそうだな…

今考えると、おかしいよなぁ~靴とか…いつの間にか下駄箱に置いた登校用の靴[ドライビングシューズ]を履いているからなぁ

後で確認するか…


 閑話休題それはさておき


水晶での鑑定結果だが…


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


●名前[明塔 操]

○能力

・[剣術強化/Ⅰ]

・[盾術強化/Ⅰ]

・[軽装強化/Ⅰ]


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


これはゴミだわ

使い物にならねぇなぁ


「ふむ…とりあず今は用意しておいた部屋で休むと良い」


王様がそう言ったので、メイドさんに部屋へ案内された。

なに考えていたんだろうか…あの王様気をつけておこうか。


「それでは何かあったらおおせください部屋の外に居りますゆえ」

「あぁわかったよ」

ピ(やっと自由?だね)

ナ(じゃあどうするんだ)


バタン


「ここからは石倉が来るまで確認作業」

ピ・ナ・ハ(((おぉ)))


手帳をポケットから取り出して…いや

いつも胸ポケットに入れているスマホのメモ帳アプリを起動して、作業を開始した。

なんか取り出した時の感触がおかしかったような…


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


1,着衣中の物

・学校の制服(上下)

・学校指定の靴下

・登校用のドライビングシューズ

→下駄箱で上履きと交換した靴

・真っ白なTシャツ

・いつものボクサーパンツ


2,学校の制服【胸ポケット/異次元収納化】

・スマホ

→なんか色々便利になっている(インターネットは無理だけど)

・メモ用手帳

色々書かれている1話のやつ

・明塔と彫られた名札

→金属製の名札となっております。

・ティッシュ

→後5枚程度かな

・ハンカチ

→青,紫,藍色チェックのハンカチ

・自転車の鍵

→自転車で登校していないので、出し忘れか…

 一緒に来たか…

・学校指定の通学カバン

→胸ポケットからでてきた…えぇ


3,学校指定通学カバン【リュックサック式/異次元収納化】

・教科書

→国語/数学/化学/英語/情報/生物の教科書

・ノート

→国語/数学/化学/英語/情報/生物/白紙のノート

・筆箱

→小さめのウエストポーチを使っている。

・財布

→1万円札だけ、使い物にならないな

・折りたたみ傘

・通学用レインコート

→通学カバンを背負ったまま着れるやつ

・軍用高性能懐中電灯

→部活で遅くなる時があるから、暗い中で光度最大に目に向けて灯すと目が死にか

 ける。最低でも30分は見えない(自分でやっちゃたから分かること)

・自宅の自室のタンスにあるはずの替え下着2つ

・サバイバルゲーム用の服(上下)2セット

→近くにあるので、よく行っている。

・マウンテンバイク

→自宅にあるはずのやつ、さすが異次元収納

・手袋

→ドライビンググローブ、ナックルガード付きタクティカルグローブ

 それぞれ1つ


4,筆箱【小さめのウエストポーチ/異次元収納化】

・シャーペン

・シャー芯×37

・消しゴム×3

・15cm定規

・コンパス

・分度器

・スティック式のハサミ


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


「こんなものか」

ピ(結構あるね、でもズボンのポケットには何もないんだ)

「一応ズボンのポケットのなっているぞ?」

ナ(これはすごいな)

ハ(べんりになったな~)

「でもさ正直これはやりすぎじゃない?誰の仕業か知らんけど」

ピ(神様がやったんでしょ)

ハ(それでもコレだけの物を持って行かせるのかな)

ナ(案外うちの世界の神様達がこっちの世界の神様脅したとかじゃない)

明・ピ・ハ「((なろほど))」


コンコンコン


「きたぜ~、メット」


どうやら石倉がきたようだ。


「分かった。入ってこいよ」

「おう」


ガチャ…バタン


「んでいきなりなんだけど…どうすんの」

「さぁどうしようか…石倉胸ポケット確認してみ」

「なんで?…は?えっえっ」

「これは秘密にしたほうがいいぞ」

「おう…そうだな」

「スマホも、スマホで使えるぞ」

「どれどれ…まじかぁ、ステータスが詳しく出てきやがった。お前のステータスは

 どうなっているんだメット!? 説明しろ!」

「後でな…確認が先だろう」

「それもそうだな」

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