第2話 (改訂4回)
「……ふぅ…ナイトごめん」
僕はピエロ、明塔 操の副人格だよ。
今口に出たナイトもそうだよ。んでなんでナイトに謝っているのか…その理由はまぁ異世界転移と思われるモノのせいだね。
この転移さぁワープ系じゃなくてワープホール(トンネルを通るみたいな感じ)系のようで、空間が乱雑にウネリまくってて気分が悪くなる。
見ているとSAN値がゴリゴリ削れて気絶するねコレは…
だからナイトに犠牲になってもらった…今考えたらハッカーの方が良かったか……。
まぁ戦闘になりかけたら、僕の話術とハッカーの頭脳で何とかするかぁ…。
僕は辺りを見回した、綺麗な宮殿の様な造り,目の前に装飾された大きな扉,足元には魔法陣?,その上に立つ僕,その周りにクラスメイト(気絶中or10人)…これくらいだね。
「さてさてどうしようかみんな」
明(ナイト気絶してるから戦いにならないように)
ハ(とりあえず小さくステータスとでも言えば定番でしょ)
「ハッカー、キミがその言葉言ったからかスマホに出てきたよステータス」
ハ(うそでしょ)
「いやマジで」
ハ(えぇ~)
明(と言うかハッカー起きてたのか)
ハ(今起きたのだよ)
明(なんかキャラ変わってない)
ハ(真面目系ってさぁ疲れるんだよいいじゃん異世界だよ楽しもうよ)
ハ(そんなことより、ステータス)
「はいよ」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
●名前[明塔 操]
○種族[人間]
○年齢[17歳]
○性別[男性]
○状態[多重人格障害(不滅)]
○異能
・[人格交代]
・[分身人形]
・[拠点作製]
○能力
・[剣術強化/Ⅰ]
・[盾術強化/Ⅰ]
・[軽装強化/Ⅰ]
●名前[ナイト]
○種族[明塔の副人格]
○年齢[―]
○性別[―]
○状態[気絶]
○異能
・[人格交代]
・[守護者]
・[剛腕]
○能力
・[棍術強化/Ⅰ]
・[重装強化/Ⅰ]
・[筋力強化/Ⅰ]
●名前[ピエロ]
○種族[明塔の副人格]
○年齢[―]
○性別[―]
○状態[通常]
○異能
・[人格交代]
・[心理眼]
・[手品]
○能力
・[投擲術強化/Ⅰ]
・[軽装強化/Ⅰ]
・[俊敏強化/Ⅰ]
●名前[ハッカー]
○種族[明塔の副人格]
○年齢[―]
○性別[―]
○状態[通常]
○異能
・[世界の知恵]
・[掌握操作]
・[疲労貯蓄]
○能力
・[―]
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
明(…どうなんピエロ)
「う~ん、良くも悪くも…とりあえず役割分担しようかな」
ハ(じゃあ僕は支援で)
明(俺は常に出ている感じで…)
ハ(ナイトは戦闘かな)
「それでいこうか…じゃあ…」
【交代】
と言う訳でピエロと明塔が交代しました。
「まぁ…周りに居るみんな倒れているし…俺も倒れとこ」
ピ(怪しまれるのは避けたいからね)
ハ(今まで読んできた異世界ものの小説を思い出したけどさ)
ピ・明「(どうした)」→明はヒソヒソ
ハ(誰が追放されるのだろうか)
ピ(今は考えなくてもよくないソレ)
「…………誰かこっちに来てるから、後で」
ピ・ハ((了))
ナ(う、う~ん……ピエロ)
ピ(あっ…ナイトおはよ、ごめんね)
ナ(…まぁいい)
ギィィイ
大きな扉が開いた…みんなも目が覚め始めたようだ。
これからどうなるんだろうな。
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