第147話 ゴルフ(まだ振り返る)
ホテル(食事)
「皆様、夜のお食事は17時より21時までお召し上がり頂けます。
当ホテルの食事はバイキング形式となっております。
お好きな物をお好きなだけお召し上がり下さい。
また、別料金となりますがオーダーメニューも承っております。
その際は、カードキーにてご精算ください。
その他に、アルコール類やジュース類も別料金となります。
ご希望のお客様は、お近くのスタッフにお声掛けください。
それではごゆるりとお楽しみください。」
男:隣(部屋)の奴に誘われて飯に来たけど‥‥
説明が何言われたんだか分からねぇ。
隣の奴曰く、カードで精算?(後で金を払うってか)だから酒を頼もう!って話になった。
どうせならって、隣の席の姉ちゃんとも一緒に、
「「「「カンパーイ!!」」」」
「んっんっんっ‥‥プファーー!!」
やべぇ!!コレ、メチャクチャ美味ぇ!!
ビール!?エールじゃないんだ?冷てーし味も全然美味いぞ♪これは!
ジョッキ?透明なガラスのコップがキンキンに冷やされてビールが出てくる。
あちこちのテーブルの奴らから絶叫に似た「美味い!!」の声を聞く。
こんな美味い酒で飯の方は‥‥スゲエなおい!、なんだ?この種類?全部好きなだけ食って良いのか!?‥‥在り得ねぇ。
もう、欲望の赴くままに色んなモンを持ってきた。
サラダ?草なんて食いたくねぇって言ったんだけど、騙されたと思って食ってみろって言うから‥‥やべぇ!俺、草好きだわ!
草も肉も汁も美味い!!何だよおい!俺の胃袋100倍にしてーぞ!
「えっ!?肉体関係!?」
ブフッ!隣の姉ちゃんたち、何を言い出したんだぁ?
くっくっくっ、面白れぇ姉ちゃんたちだわ。
隣の奴が玄人好みのモンを持って来たってか!?
生魚!?はぁ!?魚を生で食うのかぁ!?
‥‥‥やべぇ‥‥涙が出る‥‥こ、こんな美味いもんが‥‥
ワサビっつー辛い?奴を乗っけて、醤油?をちょっと付けて食べる‥‥
魚によって色んな味があって、赤身や白身、橙色の魚も居るし、貝やエビ、イカ?タコ?魚の卵まで‥‥俺はもう‥‥ここで極めたな。
俺は食を極めた。もうこれ以上の食はねぇ!
俺の最高の食は‥‥シャケだな。
上に乗った玉ねぎ?とマヨネーズ?‥‥最高のコラボレーションだ♪
俺はもう人生の食を極めたと言っても過言じゃねぇ!
隣の姉ちゃんも興味深そうに見てるから分けてやるかぁ。
因みに隣の奴は、大トロが最高らしいな。
‥‥別料金で2個で大銅貨1枚なんて考えられねぇがな。
女:ふ~!やっとご飯だよぉ!
あんなエッチなのを見たせいで、恥ずかしい事しちゃったじゃない!
おかげ?でスゴイお腹すいた~!
ご飯の説明されたけど、どれ食べても良いんだ~♪
「最初にカンパイしようよ。」
「ん?最近王都で流行ってるヤツ?」
「そうそう。グラス合わせてカンパーイ!って!」
「うんうん!やろうやろう!」
スゴイねこれ?ジョッキ?凍ってるよ?‥‥氷魔法難しいのにね~!
隣の席のお兄さんたちと一緒に!
「「「「カンパーイ!!」」」」
「んっ‥‥はぁ~♪‥‥美味しいかも♪」
あっ!?隣の席のお兄さん、移動した箱(バス)でも隣だった人だ!
でも、カンパイするだけなんだね‥‥
ちょっと期待?‥‥いやいや、私って何考えてるの?エッチなの見たからかな?
「あたし、肉関係取ってくるから野菜関係頼むよ。」
「えっ!?肉体関係!?」
「はっ?」
‥‥‥べしっ!
「ちょっとあんた何言ってんのよ!?」
あ、うん。ゴメン!
隣のお兄さんたちが笑ってるし、もう~~。
気持ち切り替えて、野菜行きまーす!
ナニコレナニコレ??
すっごい美味しいんですけど~!!
お肉は柔らかいし、野菜はシャキシャキホクホクだし、お魚ですよ!お魚!
海のお魚、初めて食べたよ~!!
美味しい~~!!♪♪
真悟人さまのお陰で海のお魚が王都に入って来るようになったって言っても、庶民の口には入らないですよ。
そ・れ・が~食べ放題なんて~!
‥‥あれ?
隣のお兄さん‥‥生のお魚??
あれ~?スゴイ幸せそうな顔してる‥‥美味しいの?
じっ~と見てたら、分けてくれた♪
飛び切りの笑顔で、美味いから食ってみなって♪
キャ~!この人好きかも!
それがね、スッッッゴイ美味しかったの~~♪
大トロっていうのも美味しかったんだけどぉ、な~んと言っても、
シャケの玉ねぎ乗せだね♪あれは究極の至福です♪
お兄さんが何回も取りに行って、追加注文イッパイしてくれたから~!
男の人とほとんど喋った事無かったけど、このお兄さんは緊張しないで良いな~!
お兄さんと一緒に居た人が食べてた大トロ?後で聞いたら2個で大銅貨が飛ぶ!?
………すいませんバクバク食べちゃいましたぁ‥‥
ホテル(風呂~就寝)
男:ふ~!あの飯は美味かったなぁ♪
酒に走って潰れてる奴らが続出してたけど、勿体ねぇな~!
後は、風呂に入れるってのは聞いてたが、部屋の小せい風呂じゃ無く、デカい風呂があるって話だから行ってみるか。
お~~~~!!すげぇな!ココは!
タオル?は使えるし、なんか色々準備されてるみたいだな。
風呂は広れ~~~~!!!なんだ!?この広さは!?
岩で組んだような風呂で、こんなの見た事ねぇ!
説明された通り、入る前に身体流してチンチンとケツを洗って‥‥
ふぅ~~♪こりゃ最高だな!‥‥ここに普通に来るには幾ら掛かるんだ?
一時の夢にしちゃ豪勢だよなぁ~!
一時の夢だから良いのか?ハハッ♪
「きゃ~~!広いね~♪誰も居ないし貸し切りだね~!」
うお!?
ああ、ちょっと焦ったが隣の女湯の声かぁ。
やべぇ、ドキドキするじゃねぇか‥‥
女:もぅ~!ご飯、最高だったね~!!
「なんで、もう~!なのさ?」
「だってこのお腹、後10個あっても足りないよ?次はいつ食べれるのか分からないのに、勿体無い‥‥だからもぅ~!なんだよ?」
「さいですか!‥‥ところで、魔法少女隊のメンツ、さっき発見したよ!」
「えっ!そうなの?あの娘たち、もう諦めて来ないのかと思ってた!」
「だよね!あの娘らギリギリで最後に来たんだってさ。明日はちゃんと4人で回れるみたいだよ。」
「そっか~!良かった!知らない人と回るかと思って憂鬱だったんだぁ。」
「どうせなら、さっき一緒にご飯食べた兄さんみたいな人が良いんじゃね?」
「え~‥‥そんな都合の良い話は無いでしょう~!」
「まあね。折角だし、あの娘たち誘ってお風呂行こうよ。」
~~~~~~~~~~~
「きゃ~~!広いね~♪誰も居ないし貸し切りだね~!」
「ね~!スゴイねココは!私ココに住みたいよぉ!」
「「「分かる!!!」」」
「ご飯も最高だったね~!」
「「「うんうん。」」‥‥あの食事を毎日摂ってたら‥‥太るなぁ。」
「「「うっ‥‥‥」」」
「デザート食べた?」
「食べたぁ~♪あのショートケーキとモンブラン?あれを食べるために私は生まれて来たんだよ!」
「私は、チョコレートケーキ!信じらんない美味しさ♪」
「私は‥‥御手洗団子かなぁ‥‥」
「「「おぉ!‥‥捨てがたい。」」」
「甘いと言えばさ、この娘、隣のテーブルのお兄さんと仲良くなってるの!」
「きゃ~~!!!なんでなんで?どうしてどうして?」
「あ~、う~、移動する箱(バス)で隣だったり~‥‥‥でもね、名前も聞いて無いの。」
「「え~~~!!!勿体無い!」」
「でも、このゴルフツアーの間、一緒なんだからまだまだチャンスあるってぇ!」
「だと、良いんだけどね~‥‥モジモジ。」
「ほ~ら、モジモジしてると、モミモミしちゃうぞ~!」
「きゃ~~!チカーン!ヘンターイ!」
「へっへっへ!ほらほら~!」
「「「キャー!キャー!」」」
「あの‥‥お客様?」
「「「「ごめんなさ~い!」」」」
騒ぎすぎて怒られてしまった。
「それじゃ、みんな明日ね~!」
ちゃんと教わった通り、目覚まし時計をセットして‥‥
オヤスミナサイ~!
男:一時の夢にしちゃ最高だな~♪
「きゃ~~!広いね~♪誰も居ないし貸し切りだね~!」
うお!?
ああ、ちょっと焦ったが隣の女湯の声かぁ。
やべぇ、ドキドキするじゃねぇか‥‥さっきのエロいの見たのもあって‥‥
やべぇ、落ち着け落ち着け、我が愚息よ‥‥
うんうん。あの飯は美味かったよなぁ!
姉さんたちも大絶賛だな。
‥‥甘いもの?そんなのあったのか?
その聞いた事も無い品々‥‥朝には出て来ないよなぁ。
明日の夜には、是非見つけてやろう!!
ほう、一人の姉さんは良い男?見つけたみたいだな?
がんばれよ~!
‥‥‥‥‥ん?‥‥‥まさかな。‥‥‥
まさかな‥‥‥オレ?なんてこたぁネェよな‥‥
「ほ~ら、モジモジしてると、モミモミしちゃうぞ~!」
「きゃ~~!チカーン!ヘンターイ!」
「へっへっへ!ほらほら~!」
「「「キャー!キャー!」」」
いやいや、ヤバいだろ!?悶々と妄想が膨らみ、移動する箱(バス)の中で抱き着かれた匂いや柔らかさが蘇って‥‥
やべぇって!こんな所でおっ起てちゃ‥‥マジでやべぇよ。
あの姉さんが俺に?‥‥まさかな!下らない希望持つんじゃないよ!
まったくもう。
‥‥‥ふう~!
このフカフカの布団、最高だな。
横になってまた、姉さんたちの声と魔道具のエロい場面の姿が重なって‥‥
寝れねぇじゃねぇか‥‥
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