第95話 Loveland Island
人魚の嫁さん、3人と久しぶりに会った。
嫁さんにするだけして、それっきりという酷い状態だったが、「転移」というスキルを得て、早速跳んでみた。
人魚さんに会いたかったのと、試したい事もあるので此処に来たが、これ以上遠くは無理そうだ。
牙狼村からは、人魚さんの所とエルフの里がギリギリかな?オダーラはエルフの里からなら跳べるかも知れない。
マンガリッツァの信頼でこのスキルを得たけど、あいつも使えるって事だよな?
それとも潜在スキルで、まだ使えない可能性もあるか。今度聞いてみよう。
まず試したい事、その1。複数回跳べるか?
これは距離によるみたいだ。海に来るのは2往復が精一杯だが、回数制限と言う訳じゃなさそうだ。俺の魔力?の問題かな?
その2。他人を連れて跳べるか?
アンジェを連れて‥‥跳べるな。手を繋ぐとか、身体接触が必要みたいだね。
アンジェとフラビを連れて‥‥これも行けそうだ。やってみる前に分かるのが有難いね。やってダメだと無駄になるもんな。
アンジェとフラビとムルティを連れて‥‥‥‥ギリギリ行けそうな感じだな。
回復してれば余裕で行けると思う。
今日の所はそれだけ分かれば良いか。
久しぶりに会ったから、ゆっくり酒でも飲もう。
「3人とも元気そうで何よりだよ。」
「もう~!真悟人ったらそれっきりなんだから!」
「そうよ!ナルキッスス達に中てられっぱなしだったんだからね!」
「もう!凄い悔しかったんだから!パンタナルエンシスとか、めっちゃドヤ顔で、あれ~ムルティの旦那様は~?とか言って、キーー!って感じ!」
「あ~。ゴメンな。ゲラルディーニとロンシャンにも会って置かないとな。他に何か変わった事とか無い?」
「あの新しく来た3人!」
「ん?何か問題起こしたか?」
「ううん。逆よ。みんな世話焼こうとするんだけどね、一応刑罰で来てる訳でしょ?だから、かなりストイックに暮らしてるのね。」
「うん。頑張ってんだな。」
「でも、ほら、男の子だから、ねぇ‥‥」
「ん?何かやらかそうとか?」
「違う違う!ほら、男の子って自分で処理するじゃない?」
ムルティの顔は真っ赤だ。アンジェやフラビも知ってるのだろう。一緒になって真っ赤だ。
「まぁ、こんな環境なら自分で抜くしかないもんな。」
「もう!真悟人は!そんな言い方しないの!」
アンジェに怒られてしまった。
ムルティの話は続く。
「そのね、自分で処理した後にね‥‥‥‥」
「ん?後に?」
「こう、匂いが残ってるの。」
「はぁ。それがどうした?」
「もう~~!男の子の匂いが凄いんだよ!!みんな発情しちゃって大変なの!」
「はぁ~~!?えっと‥‥そういうもんなの?」
「あ~、真悟人は人間だし分からないよね。人魚は種族的にオス♂を他種族から調達するから♂の匂いに敏感なのね。それが、その、あの匂いだったりすると、もう我慢できない娘が出てくるんで、抑えるのに苦労する訳。」
「真悟人は分かってるか知らないけど、雌♀だって欲しいもんなんだよ?なんか真悟人の常識、ズレてるからね。」
「あ、あはは。‥‥そうか、日本の常識?に囚われて、此処の常識を考えてなかったし、男の都合しか考えてなかったわ。女だって性欲あるもんな。」
「それを真悟人は放置したんだよ!?」
「ゴメン!ちゃんと埋め合わせするから。な?」
「「「うん。約束だよ!!!」」」
こりゃ、今夜は寝れないね。
まぁ、そのつもりで来たんだけどね。えへ!
「んで、どうする?あいつらを人魚さんたちに開放するか?」
「そうね~‥‥一遍に開放すると収集付かないし、刑罰の労働で来てるんだもんね?」
「そうだな。解放したら楽園になるかも知れないけどな。」
「ふっふっふ‥‥そんなに人魚は甘くないです、よ?」
「マジですか?」
「そりゃそうだよ!基本的に♀の方がエロいし、ズルいし、ネバいし、狡猾なもんだよ?」
「そうなの?」
「そりゃそうだよ~!人間の♀なんて、♂の見て無い所で何やってるやら?それに対抗するのがどんだけ大変か!!」
「まぁ、人間の♂は身体目的が大半だから、私たちの敵じゃないけどね~!」
「私たちとは目的が違うからね!身体の対価を求める時点で私たちの勝ちだね!」
「そうそう!抱いてもらって対価求めるなんて何様?って感じだよね!」
「ね~!私たちなら、いつでも生中出し大歓迎なのにね~~!!」
おいおい。生中出しって、それ人間の娘さんは結婚しないと無理だから。
身体を許す代わりに対価を貰う商売も成り立ってますし‥‥そうか!そんな商売しますか?‥‥儲かっても、何か違う気がするな。
つか、君たち妊娠したら後は♂の事は知らん顔でしょ?
だから、問題が起きるって言ってたよね?
アンジェ達も妊娠したら俺の事なんて忘れてしまうのかぁ‥‥‥
まぁ、今考えてもしょうがないね。
マヌエル、テテ、パヤノの3人は、今夜からH解禁!しかし!ノルマは1日2人。
求められたら拒んではイケないが、体調による。
全員に同等の対応をする事。
特定の相手と結婚する場合は、最低3人とする事。
刑期中に結婚した場合は、嫁+1人を相手にする事。
時間は基本一人当たり90分を上限とする。嫁はその限りではない。
なんか、こうやって規則を作ると、めっちゃ刑罰っぽいけど内容はSEXの規定だからね。こんだけしなきゃイケないって話なんだよ?
男って、やりたいやりたいって言ってるうちが花だと思う。
これが義務になったらツライと思うなぁ‥‥‥
人魚さんたちの為にも強力な精力剤を届けさせてもらおう。
彼らの話は良しとしよう。
次はうちらの話。
今夜契りを交わします。
まず、順番は?‥‥序列通りに。
一晩に1人ずつ?‥‥今晩3人で!
俺が各部屋を回る感じかな?‥‥‥3人一遍に!
「え?え~~っと‥‥場所は島の別荘の寝室で、3人一遍ですか?」
「「「うん!」」」
「「「行こう!!!」」」
もう、選択肢は無かった。
今夜、3人と一つになるらしい。
「め、飯は?どうする?」
「「「途中で食べれば良い!」」」
・・・・・
よし!覚悟は決まった。
長らく待たせた俺が悪いね。
‥‥遠くで女性の叫びのような‥‥‥あの声ですかね?
やはり、長く待たせたらダメなようだ。
「真悟人‥‥よろしくお願いいたします。」
ベットの上に座って、手をついて頭を下げるアンジェがいる。
その可愛さ!愛しさ倍増だね。
「こちらこそ、可愛いアンジェと一緒になれて嬉しいよ。」
「そ、そんな可愛いなんて‥‥」
アンジェの手を取って優しく抱きしめる。
小さく声がこぼれるが、そのまま唇を探す。
唇を合わせると、緊張して張り詰めた感じがするので、一旦唇を離して声をかける。
頷いたので、そのまま耳を唇で挟む。髪から背中にかけて撫ぜながらベットに横たえた。
少しずつ緊張を解し、ビキニを脱がす。
声が零れ始めた頃に、フラビとムルティが部屋に入ってきたが、気づかれない様に、口と手の動きは止めない。声が大きくなった頃に、ゆっくりと一つになった。
後の二人は、我慢出来なくなったようで、自分で慰めていた。
アンジェで果てた後に、少し時間をおいてアンジェから離れた。
別のベットで、次はフラビの番だが、ムルティも一緒にしたいと言いだして、フラビもそれで良いというから、今度は二人いっぺんに相手をする。
順番に口づけをして、身体を味わっていく。
既に二人ともトロトロに蕩けていたが、最初なので丁寧に高めていくと、フラビが一つになる前に先に果ててしまった。
フラビは意識朦朧な感じなので、ムルティのグショグショになったビキニを外してムルティと一つになる。
ムルティは、声にならない声を上げて、直ぐに果ててしまった。
その後は、少し意識を戻したフラビと一つになり、俺が果てるまでフラビと一つになっていた。
今度はアンジェが気付いて、こちらのベットへ‥‥‥エンドレスである。
3人が寝た頃には夜は白んでいて、ベットは血と色々でグショグショなので、3人を置いてシャワーを浴びた。
外に出ると、海岸の小屋ではまだ嬌声が響いている。
「あいつら、さすがに若いなぁ‥‥」
ちょっと羨ましく思うのである。
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