二期設定

百鬼なきり りつ


迫間はざまをいつか、見に行きます」


百鬼家六十三代当主、百鬼椿と九瀬家との交渉の末、九瀬から除名を受け、百鬼家に養子として引き取られる。

短刀の白鞘の拵えが破損してしまったため、椿の手により緋色の柄に取り換えられた。鞘も後に臙脂のものを与えられている。


初めて人をひとり救えたと涙した際、居合わせた百鬼椿と御影瑞己の言葉から、ひとりでは収まらない人々を救うのだと自らを定める。

その折に椿から手渡されたハンカチーフをお守りとして肌身離さず持ち歩くが、汚損を恐れて油紙に包んだ上に巾着に入れて首から下げ、襦袢の下にしまいこんでいる。


百鬼に姓を改めて以後、表情が柔らかくなり、よく笑うようになった。

二十までのあと二年という命を、自分で望み自分で決めたことと飲み込んでいたが、その後の生を望み、百鬼椿に慕情を伝える。




こまかい小ネタ設定(おそらく増えます)


・やや食が細く華奢な体格。きちんと食べているのかと言われることもしばしば。

・好物は落雁。色とりどりに様々な形があってかわいい。甘くておいしい。


・詰め込まれた中に語学が欠けていたため、耳慣れない横文字はたどたどしくなりがち。

・各地方言にも戸惑いがち。


・腰下まである髪を普段はまとめ上げている。霊力の底上げと貯蓄目的で、髪の手入れが習慣化している。

・髪油には九瀬に居たころから、魔除けの効果もある椿油を愛用。

・落ち髪を裏地等に縫い込み、足袋などの装束の対瘴気強度を上げている。


・麺類を食べるのが下手で、もむもむ食べる。ちまちま2~3本ずつなら啜れるが、がっつり啜ろうとするとすぐにむせる。


酒精アルコール類には極端に弱くはないが強くもない。すぐに上気してふわふわぽやぽやになる。そこそこ飲み続けられるが、最終的には寝る。

・言い回しも思考も素面とさして変わらず、呂律も大して崩れないが、口調が幼くなって台詞にひらがなが増える。

・辛口の日本酒は喉を焼くので苦手。


・就寝時は基本的にはきれいに仰向けで寝るが、嬉しいことがあった日や寂しいときは子どものように丸くなって眠る。

・最近は、一度聞いた百鬼椿の心音を耳奥で再生しながら眠るようになった。


・現在、宝物としているものが三つ。

  百鬼椿から貰ったハンカチーフと

  「椿さま」と呼べることと

  百鬼椿に呼んでもらう「律」の二音

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