オッちゃん、宝の持ち腐れ…の巻。(2)

(続き)

そこで思いついたのが、

以前、私が(ガラケーしか持ってないのに)個人的に電子書籍で購入したものの、

パソコンで読めないのでどうしようもなかったコンテンツ。

それを、パソコンから iPhoneに落としてみることにした。

何かをやらないと、オッちゃんがナットクしないので。。。


そして、なんとかかんとかやってみると…

なんと、読めた!! 電子書籍を初めて見た!!!


この喜びをオッちゃんと分かち合おうと、「できた!」と報告したら、

「本は紙で読む方がいいんだよ~オジさん世代だからさぁ~」とつれない。


。。。


っていうか、私の買ったコンテンツが、オッちゃんのiPhoneに。。。orz


オッちゃんが、まだ不満そうにしているので、

ほら、このアイコン開けば、メールもネットもできるし、電話もかけられますよ?

と、バババッとやってみせる。

少しナットクしたようではあったのだけど、

「でも、○○さん(←販売店の人の名前らしい)がどんどんアプリを入れなさいって。。。」と

アプリ病(?)にでもなったかのように、こだわっている。


そもそも、このようなオッちゃんに誰が iPhoneを持たせることを考えついたのか!?

(もちろん、販売店だ。。。)


そこで、「それにしても、なんで iPhone なんか?」と、失礼かもしれない質問をすると、

「デモで見せてもらった時、写真がすごくきれいだったんだよ~」とオッちゃん。

「えっ!? それだけの理由!?」と口には出さず、内心つぶやく私。


オッちゃんは、パソコンはダメだけど、ケータイメールは得意。

もしかして、パソコンでは初心者から抜け出せない自分も、

iPhone(←ケータイの親戚と思い込んでる)ならケータイ式の文字打ちもできるから、

一気に上級者になれるとでも思ったに違いない。


しかし、その後、私が3日間の連休で触ってみたところによると、

(少なくとも私にとっては)パソコンの方が100倍シンプルでカンタンなのだが。。。


結局、メールはこうやって、ネットはこうして見る、電話はこう…

この3日間やってみた成果(?)とも呼べないような基本をていねいに説明した。

(っていうか、オッちゃんの手元に取り説あるんじゃないのか??)


そして、とりあえずビジネスだけに使うなら、アプリ入れなくても、このままで十分では? と言ってみた。


そうか~

と、オッちゃんは、私が「とにかく3日間やってみた」ということと、

「どこでも自由にネットができるっていうだけで、そうとう便利ですよ!!」

という殺し文句がやっと満足中枢(?)を刺激したのか、今度はちょっとナットクした様子だった。


そして、最後に一言、

「あぁ、早く写真データが見てみたい。誰かメールで送って来てくれないかな~」


。。。


あのですね、そんなの自分のパソコンから自分で何か送ってみたらいいじゃないですか。。。


と思ったのだが、しかし、そういえば、オッちゃんは今だにメールに写真添付ということがスムーズにできないのであった。


あぁ、ネコに真珠、ブタに小判、オッちゃんにiPhone。。。



※今度ヒマな時に思い出したら、私から何か送ってやるか。

たぶん、思い出さないと思うけど。。。


※っていうか、その前に誰かに iPhoneのメールアドレスを教えるか、自分宛てのパソメルが iPhoneに転送されるように設定するかしないと、

永遠に誰からもメールは来ないと思うのだが……メンドーなのでそのことは黙っておこう。。。

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