あたしゃ 町の嫌われ者さ
あたしゃ 町の嫌われ者さ
向けられるのは嫌悪の眼差し
あたしゃ 町の邪魔者さ
出て行きゃ 追っ払われるばかり
あたしゃ 町の厄介者さ
下手すりゃ 容赦なく殺られる
こんなにクールで艶やかで
狡いくらいに頭もいいのに
それで余計に憎まれてんじゃ
立つ瀬もないっちゅうもんさ
だから 呪いをかけてんだ
濁声あげて 延々と
あたしの見張る道行く時は
せいぜい気味悪がればいい
だけど あたしだってね
必死で生きてるだけなんだ
食いもんだって 寝床だって
揺りかごだって 必要だ
あんまり邪険にしなさんな
おんなじ町に住んでんだから
それでも敵意を向ける奴には
不吉の黒羽 くれてやる
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