もう いいかい
もう いいかい
(つぶらな瞳がのぞき込む)
まぁだだよ
(私はこたえる)
もう いいかい
(そろそろいいけど)
まぁだだよ
(あと一日だけ)
あの子は私を大好きで
毎日 毎日 きいてくる
三回めの もう いいかい で
私は 私を やっと差し出す
そと見はだいぶんボツボツ黒いけど
甘くて やわくて おいしいよ
いち にぃ さん で
私は 丸はだか
ぱっくり ぱくぱく食べられて
残るは 私の抜け殻だけ
それでも 私はしあわせなの
あの子の笑顔が見られたから
おいしいねって ほめられたから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます