第2話 苦味
席替えをした。神様が気を利かして隣になるってことはなかった。アイツが彼の隣になった。ニコニコと話しかけているのを見て凄く嫌になった。アイツは着飾って彼へアピールする。
アイツは友達だった。アイツは人が変わったように私を睨みこう言った。
「いつも笑顔のあんたに心配されると傷つくわ。キモいし」
仲が良いというほど仲良くはなかった。でもアイツは仲が良いと勘違いしていたのか私に対してそんなセリフを吐く。心から心配してたのに。
そんなアイツと彼が隣なんて許せない。アイツの本性さえ見えれば彼はアイツと仲良くしないのに。
苦虫を噛む様な顔をして窓の外を眺めた。
甘味 @imot
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