第31話 あとがき + キャラ紹介など
※最終話と同時更新となってます。
※アプリなどで最新話を表示されている方は、一つ前の最終話を御覧ください。
※以下、キャラ紹介などで物語のネタバレが含まれます。
『悪役令嬢が悪役をしなかった結果。ヒロインに監禁され、愛されるようになりました。』を、最後まで読んでいただきありがとうございます。
途中、プロットとは違う形になっていき、不安に感じてましたが、目標であった每日更新と完結できて本当に良かったです。
これも読者の皆様の応援のお陰です。
約一ヶ月間でしたが、お付き合いいただき、本当にありがとうございます。
本編は完結しましたが、たまに短編でも掲載できたらなと思ってます。
その時は、宜しくおねがいします。
【ローズ・ウィスタリー・シュベァイル】
王国を支える四大公爵家の一つシュベァイル家の長女。転生者であり、観測者。
「ゲーム」における悪役令嬢を担当。
バッドエンドを回避するため、ヒロインの高感度をひたすら上げる努力をした結果、ヒロインの好感度を高めすぎて、監禁されることになった。つまり自業自得である。
魔力・武力。共に最強クラス。一対一では負けることはまずない。
これは「ゲーム」の設定を『管理者』が概念的に調節したこともあり、事実上この世界においては「最強」である。
無駄にカリスマ性が高いのか、彼女の周りは男女問わずに妙に病みはじめる傾向にある。
最強である彼女も、その能力の全てを封じられ、ヒロインによる拉致監禁で愛欲へ堕とされることになる。
【アリア・クラウン・エクスデス】
前国王の隠し子。現地人。
「ゲーム」におけるヒロインを担当。
スペック自体は「最高」クラスではあるが、「最強」であるローズには及ばない。
このコトに関しても、多少『管理人』の干渉があったようである。
父親の事もあり、貴族全体を嫌悪していたが、学園時代にローズと関わる内にそれも無くなっていき、今ではそれほどでもない。
「ゲーム」においては光属性の神獣と契約して、ストーリーを進めることで他属性の神獣と契約するハズだったが、本編では学園入学時において全属性と契約していた。
ローズの事は、尊敬→崇拝→愛情へとランクアップしていき、ローズのことに関しては誰よりも独占欲を発揮する。
もしも七神獣と契約して無ければ、ローズと関わった事で魔王紋『強欲』が覚醒させた可能性が高い。
【ナナザイ】
七つの大罪を持つ古の大魔神王。
「ゲーム」における裏ボス。
「ゲーム」では「最強」のローズを唆してアリアへ対する嫉妬を増幅させて敵対させた。
この世界では、地下ダンジョンで眠っていた所をローズに叩き起こされ、戦った末に強制的に契約させられ、『七罪』という名を与えられる。
裏ボスだったこともあり、実力は折り紙付きでローズよりも上なのだが、「最強」という概念が与えられている事もありローズには紙一重で及ばない。
本来ならアリアは単騎では絶対に勝てない存在であるが、ローズとの契約影響もあり、アリアに対しては常に手加減してしまう傾向にある。
初めはローズのことをあまり好ましく思ってなかったが、付き合っていく内に大切な存在となっていく、
悠久の長い時間の中を生きたことで、この世界で唯一『管理者』と『観測者』の存在に気がついている。
【ヴァシリアム・ジル・ディースト・デッシュティル】
デッシュティル王国第一王子。
「ゲーム」における攻略対象者。
「ゲーム」では、仕方なくローズと政略的意味合いで婚約させられ、ローズの事を疎ましく思っていた。学園入学時に、アリアに一目惚れ。血の繋がりなど葛藤する場面は割と「ゲーム」において好きなシーンに選ばれる事が多い。
この世界では、ローズに一目惚れ。強さと美しさに惹かれる。王位を投げ捨てるぐらいにはローズのことを愛している。
ただその事が、ローズの圧倒的な強さに対して自身の弱さに対するコンプレックスが怒りの引き金となり、「憤怒」魔王紋を覚醒させた。
アリアに対しては母親違い、前国王がしたこともあり、多少の負い目があるが、ローズの計らいもあり、親友として付き合いがある。
愛剣はローズからプレゼントされた『神宝剣ルドラ』。
本編最後に「傲慢」魔王紋も覚醒させ、二重罪過魔王と成った。
【グレイス・レジェ・シュベァイル】
シュベァイル公爵家現当主、デッシュティル王国宰相。
「ゲーム」における攻略対象者。
「ゲーム」では、アリアに対して様々な悪事を働くローズを兄として叱りつけていたが、手が付けられなくなり、アリアと共にローズに対抗していくことになる。
この世界では、ローズの突拍子のない行動と、ルージュリアンが姉に対するコンプレックスが拗れ「嫉妬」魔王紋を覚醒させたことに、頭を抱える苦労人、
母親が死別の際に、ローズとルージュリアンの事を頼まれており、妹二人を何よりも大切に思っている。が、一応、公私混合は避ける分別はある。
賢者。王佐の才。臥龍。などと称される才人。周りの評価の高さにうんざりしており、反比例する形で自己評価は低め。
ヴァシリアムはローズの婚約者ということもあり、義兄として色々と支えた事で、父親の死後に宰相に任命された。
本編最後は「色欲」魔王の元で厄介になっている。尚、色々な事があり「色欲」魔王に惚れられているが、本人はラノベ主人公並に恋愛面は鈍感なため気づかない。
【ルージュリアン・テスタロト・シュベァイル】
シュベァイル家の次女。
「ゲーム」ではファンディクスにおいての登場となり、ローズの下位互換のような扱いを受け、中ボスとして登場。
この世界では、歳が近い事もあり「最強」スペックの姉であるローズと比べられ、かなりのコンプレックスを抱いていた所に、ナナザイが現れ唆された結果。「嫉妬」魔王とした覚醒することになる。
ただし、しばらくしてルージュの異変に気づいた兄のグレイスが調査して、部屋を見られたことで、魔王紋が発覚したが、魔王紋は封印され、別宅で静養する形をとらされた。
たまにローズがお見舞いに来た(念の為グレイスが付き添った)時に、アリアの事を無駄に色々と聞かされ、アリアに対しても「嫉妬」を抱くことになった。
本編最後は、ローズが魔王紋を聖人紋に反転させてことで、「聖女」として活躍することになるが、神を信じない無神論者であり、ローズ絶対信奉者。
聖人紋となった後も、アリアの事は大嫌いである。それはローズに対しての同族嫌悪な所が大いに関係している。
【デュナル・グニン・シノ・デッシュティル】
デッシュティル王国第二王子。
「ゲーム」ではファンディクスに登場。ルージュリアンの婚約者でもあった。
この世界でも「ゲーム」と同じく国外留学していた事もあり、ローズの事は兄の婚約者で自分の婚約者の姉程度の認識しかない。
ルージュリアンは教会に出家した事で、婚約解消となっている。
グレイスからは「可愛げのない厄介な天才」と称されるほど、才気煥発で王としての器も十二分ある。
しかし、その心の裡には、この大陸を自身により統一するという遠大かつ危険な野望を抱いており、そのためならなんでも利用しようとする
【アルギレ・グシャバル・シーン・ガキャミラ】
四大公爵家の一つガキャミラ家の長男。
「ゲーム」における攻略対象者の一人。
貴族の悪いところを全て詰め込んだようなどうしようもない男。「ゲーム」では、アリアと関わっていくにまともになっていくが、この世界ではローズがアリアの好感度を上げるためにフラグを叩き折っていったことで、性格が変わることはなかった。ある意味で1番の被害者である。
美女好きだが、女の扱い方は最低最悪。そのため女からは嫌われている。国王になった事で「色欲」魔王を招聘。ナナザイの命令を受けたこともあり、招聘に応じ、魔力を使い心を病ませた。国王就任期間は一ヶ月ほどであった。
【ロザリンド・ハイバース】
七大罪の魔王の一人、「色欲」魔王。
「ゲーム」においては中ボスを担当。ナナザイの名を受けた事で、アリアの周りの同性異性を誘惑して孤立させようとした。
この世界では、ローズによりナナザイから命令を下されることはなかった為、アリア達と学園生活の時に出会うことはなかった。
戦闘能力はそれほど高くないが、眷属を増やし、高い戦闘能力を持つ者を周りに控えさせている。
元スラム街の出身。身を売って生活をしていた時に、「色欲」魔王紋が発現した事で、ナナザイと出会い長い付き合いとなる。
ナナザイを性的に満足させる事ができる数少ない存在。
本編後はグレイスの事が気になっているが、「色欲」魔王のプライドもあり中々巧く行ってない。
【アリータ・ノルウェン】
ハンターギルドの受付嬢。
アリアが下級Fランクの時から知り合いで、実の妹のように思っている。
しかし、アリアが強くなりすぎたことで、少しすれ違うようになった事を気にしている。
【デウス・バーナン・クルシュルド・デッシュティル】
デッシュティル王国前国王。
「ゲーム」と同じく死亡したことで、『一年戦争』が引き起こった。
特に女好きということはないが、アリアの母親に一目惚れして、一夜の過ちを起こした。
アリアの母親に関しては、対応など諸々最悪ではあったが、王としては近年稀に見るほどの有能。
【藤堂 美咲】
ローズの前世。
本来なら『管理者』の所で記憶を初期化するのだが、今回はそこを通らず転生したことで、前世の記憶を持つことになる
職業は国家公務員。独身。恋人なし。
度重なる無茶な残業で精神を擦り減らしてたが、ストレス解消で酒を飲みながらゲームやアニメを見ることが楽しみにしていた普通の女性。
死因は過労死。享年は35歳。
酒を飲みながら「ゲーム」をプレイした際に、「アリアちゃん可愛いなぁ。こんな金髪美少女なら監禁されての生活も楽しいだろうなぁ」と呟いていたこともあり、ある意味で願いは叶ったと言える。酒が入っていたため、その記憶はローズには無い。
【観測者】
ローズと美咲の元である存在。『管理者』の分裂思考が喜怒哀楽と意思を持った思考の一つ。
性別はないが、転生後の人物の性別である事が多い。
色々な世界に転生して、その世界を「観測」する事が役目である。
転生先の一生は、一冊の本となり、何時でも回覧することができる。
ただし、見る際は自分の事と言うよりは、物語の登場人物――つまり他人のような感じらしい。
今回は『管理者』の干渉もあったが、基本的に干渉する事は無く、転生先も凡人である事も多々ある。
【管理者】
多重次元三千大千世界を生み出した一匹のドラゴン。
所有している『管理者権限』は、彼が持つ数多の権能の内の一つでしか無い。
自身の分裂思考において、自分には生まれなかった喜怒哀楽と己の意思を持つ思考に興味を覚え、『観測者』として裡から外へ出した。
彼自身は『観測者』を自分自身と思っているが、その対応は子供のそれに等しく、ローズの世界に干渉したのも、それが原因である
元々の大きさは一つの宇宙を軽く丸呑みするほどの巨大さだ。しかし、精神世界にいる際は、ぬいぐるみサイズとなり『観測者』と話し合う。
《魔王紋》
『傲慢』『憤怒』『嫉妬』『怠惰』『強欲』『暴食』『色欲』
魔王になる可能性が高い者の胸元に現れる痣。
発現した者は、圧倒的な魔力を得るが、禦せなければ精神を病む。ルージュリアンのように。
基本は一人の一つだが、条件が複合する事で、他のも発現する可能性は僅かにある。
二重罪過魔王になると魔王としての性能が二倍となり、三重罪過魔王となると性能が三倍となる。
勿論、増えれば増えるほど魔王紋は精神を蝕んでいくが、禦せれば圧倒的な力を得る事が可能だ。
《聖人紋》
『謙虚』『忍耐』『人徳』『勇気』『寛容』『節制』『純潔』
聖人・聖女になる可能性が高い者の胸元に現れる痣。
魔王or魔王紋に唯一対抗できる存在である。
ただし人間の性と言うべきか、魔王紋と比べて圧倒的に出現頻度は低い。
魔王紋から反転されたとはいえ、二重聖徳者となったのはルージュリアンぐらいである。
《管理者権限》
『管理者』が所有する権限。
その一部は神と言われる存在に渡されており、世界に干渉してなんでもすることが出来る。
元々人の身では扱いきれず、ローズは使用して一ヶ月も眠ることになった。
因みに「管理者権限」が与えられたのは、あの時限りで、もう使用することは出来ない。
《「色欲」魔王謹製の媚薬》
最高級品の媚薬。
聖人紋や七神獣との契約者以外には、圧倒的な効果があり、原液で使われると精神が狂うほど効く。
《神宝剣ルドラ》
「ゲーム」においてローズが使用しており、ラスボスであるローズを斃した後にドロップする「ゲーム」中最強の武器。
この世界では、ローズがダンジョン探索中に見つけて、強さを求める自分の婚約者にプレゼントした。
使用者が強ければ強いほど、同じように強くなっていき、そのレベルに限界はない。
「最強」のローズが使用すれば、文字通り「最強」の剣となるハズだった剣。
《ハンターギルド》
永世中立組織。
ダンジョンの踏襲、モンスターの討伐などを請負い、ハンターへ仕事を回している。
運営は色々な国からの寄付や、依頼料で賄われている。
基本は、上級はA・Bランク。中級はC・Dランク。下級はE・Fランクに分かれている。
番外で超級のSランク。一点特化のExクラスがあり、アリアは本来Sランクに該当するが、本人が望まないため、Aランクに留まっている。
《天神地祇》《禍津・天神地祇》
光属性、闇属性、雷属性、地属性、風属性、水属性、火属性。
それぞれの神獣と本契約をした者が使用できる形態。
全属性を最高レベルで使用でき、七大罪の大魔神王に対抗できる唯一の存在でもある。
本来は奪われることのないハズだが、ルージュリアンのアリアに対する『嫉妬』と『強欲』により、無理やり七神獣を奪われる事になった。
正しい気持ちを持つ者は使用すれば光の衣を纏い、悪しき気持ちを持つ者が使用すれば黒い衣を纏う。
《ゲーム》
藤堂美咲が生きている内にプレイしたゲーム。
レベル9999・ダメージ兆超えと言うとあるSRPGを模して作られ、それを乙女ゲームに流用した作品である。
平均プレイ時間は70時間。やりこみ要素とシナリオも良かったことで、2XXX年の優秀作品に選ばれた経緯がある。
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