応援コメント

第14話ふたり」への応援コメント

  • つらいですね。
    妹さんがお姉さんのやつれた姿を見て、8歳のころのお姉さんの気持ちに至る。当事者になってみないとわからないものですよね。とは言えその理解は事態を避けるにはあまりにも遅かった。しかし気付いたと言うのはお姉さんにとっての救い足り得るものだと思うのですよね。その気付きやお姉さんに対する思いを伝えることは、今の状態では難しいのでしょうけれど。
    生活のルーティーンをわざと尺一杯にしてしまう。そうでもしないと気が狂ってしまう。お姉さんと向き合う時間を減らすことで、自分を守っているんですね。それが正しいとか間違いだとか、そんなものはないですね。

    ふたり。と言うタイトルが効いていますね。

    作者からの返信

    詩一さん

    コメントありがとうございます。
    そうですね。実際にその場を見たら、どんな風に思うのだろうと想像しながら書きましたが、きっとこの姉にとって恐ろしい記憶になっていたのではないかと思います。そしてそんな痛みを誰かと共有できるというのは、姉にとってはとても救いになるのではないかと思います。
    生活の尺を埋めていくというのは実際に私がやっていたことでした。あれはよく考えると自己防衛の手段だったのだと、詩一さんのコメントを読んで気が付きました。ありがとうございます。

    タイトル、お褒めいただき嬉しいです…!

  • 辛くてつらくて、何とかしたいけどどうにも出来なくて、その日が来ることを願って日々を生きるしかない。それでどうかなる訳でもないけど、そうするしかない。
    辛いです。それが現実にたくさん見られて、どうにもならないまま生きていくしかない人もまた多いのが。胸を鷲掴みにされたようです。

    作者からの返信

    フィリー(水無月季夏)さん

    コメントありがとうございます。
    まさにあの、重たくのしかかるタイプのつらさを私なりに書いてみました。どうすることもできないまま生きる、というのは本当に胸を抉られるものがありますよね。
    この短編集では辛いなりに、どうにもならないまま生きる人たちに焦点を当てて紡いでいけたらと思います。

  • 心にきました。

    人の心の危うさってほんとに紙一重なんだと思うことが多いです。

    お姉さんは責任感の強い人だったんですよね。
    そしてそういう人ほど危うい。
    妹である主人公も、きっとギリギリに立っていて。
    でも自殺するほどの踏ん切り(というかなんというか)はつかない。
    そういう人、多いと思います。

    とても共感できるお話でした。

    作者からの返信

    飛鳥休暇さん

    コメントありがとうございます。
    共感していただけて嬉しいです。もしかすると共感していただけない方が幸せなのかもしれませんが…笑
    人間、誰しもじりじりと追い詰められていけば、壊れた方が楽かもしれないと思う時もありますよね。