応援コメント

第13話顔」への応援コメント

  • 会社に入る、社会に加わるという行為。人を選別する行為。それらは殺人的であるのかもしれませんね。
    試験というのは蹴落とす行為ですし、主人公が不服にも入った人事——から漏れた人がいるということで、わかりやすく殺人犯にならず、それこそ一人泣きながら死んだ人もいるかもしれない。
    なにも就職試験のみならない。一般的には高校からそれらは始まっている。だからこそせめて、努力に耳を傾けることは必要なのかもしれませんね。結果が変わらなかったとしても。主人公がただ「納得」するためには。
    人は知らず知らずのうちに人を傷付け、殺し、殺させているのかもしれない。私が受かったせいで落ちた人。今も生きているだろうか。犯罪者になっていないだろうか。確かめようのないことですが、考えてしまいますね。
    そういうとりとめのないことを具現化してくださいましたね。
    選ばれなかった人への鎮魂になったように思います。同時に、選ばれた人の罪悪の導火線に火を灯したようにも思いますが。

    作者からの返信

    詩一さん

    コメントありがとうございます。
    結局納得できるかどうかですよね。選ぶって少なからず人を傷付ける要素を含みますから、選別される側もそれを分かっていて選ばれに行きますよね。立場上そうするしかありませんし。ですから選ぶ側は少なからずそこに敬意を示すべきだと、個人的には思います。それが主人公の納得等にも繋がっていくのかなと。

    くださったというか、勝手にやってるだけですね(笑)
    おっしゃる通りで、このお話は人によっては恐ろしく感じるかもしれません。自分が選んだ人や蹴落とした人は、普通確かめられませんからね。
    詩一さんが蹴落とした人が不幸になっていたとして、それは詩一さんのせいではないです。ですがこういうタイプの罪悪感に対して「あなたのせいではない」という言葉はあまりにも無力です。じゃあ何と言えばいいのかとか、作者自身とりとめもなく考えたりします。

    少し話が逸れてしまいましたね💦
    この短編には色々と思い入れがあるので、このようにコメントをいただけて嬉しかったです。ありがとうございます!

  • あとがきと内容のギャップがありすぎてむしろ心が洗われました。笑

    あぁ、どこにでもありそうな話だな、と思って読んでました。

    綺麗事なしに、見た目ってめちゃくちゃ大事で、先天的に外見に個性を持って生まれた人は本当に苦労してるんですよね。

    それは分かるんだけど、じゃあいざ自分がそういう人と初対面で会ったときに普通に接することができているのかと言われるとちょっと自信がなくなります。
    (余談ですが僕は身内に身体障がい者がいるので、他の人よりは理解があるつもりです)

    でも社会全員がそれを理解できるのかというとそれは絶対無理な話で。

    と、なんとなく切ない気持ちになっていたのでほんとにあとがきに救われました。笑

    作者からの返信

    飛鳥休暇さん

    コメントありがとうございます。
    実は作者自身が読後感(脱稿感?)に耐えられなくて、あとがきで少しおどけてしまいました笑。何となく、どんなコメントが来るか分からなくて怖かったんですよね。それで非公開にしていました。なのでそのように言っていただけて嬉しかったです。

    頭では分かっているけれど、いざ自分が動けるのかというのはまた別ですよね。でもそんな風に考える機会があって、悩むことこそ大切な事なのだと私自身は思っています。

    このお話ではあえて、彼の顔について『先天的に』とは明記していません。もしかしたら彼の顔の歪みは、後から外部の悪意でつけられたのかもしれません。色んな読後感を選択できるようにしたかったんですよね。

    なので切ない気持ちを誘発させてしまったのでしたらそれはすみません笑
    こんな風にコメントを貰えて嬉しかったです。ありがとうございます!