応援コメント

第7話彼の絵」への応援コメント

  • 惰性…

    好きでやってるつもりが、いつの間にかアイデンティティーみたいになって、今まさに惰性みたいになってる、そんな自分を見たくないのに見ちゃう話でした

    自分で引導を渡す

    さすが…完敗です…

    作者からの返信

    海野ぴゅうさん

    コメントありがとうございます。
    すみません、返信したつもりが送れていないことに今更気付きました…

    最初は好きだと思っていても、慣れてくるうちに段々わからなくなってくるものですよね。
    遅くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました…!

  • 夢を見ることの重要性と素晴らしさが描かれているのだと思いました。
    才能はあるけど夢を失った彼と、才能はないけど夢があるAくん。
    その前を向く姿勢だったり、輝かしい未来への夢想だったりが、才能を超えて行く。だからこそAくんは人から称賛された。
    夢を見続けることも才能なのかも知れないと思いました。

    彼は自分の役割を「賞賛されること」ではなく「賞賛させること」として決め付け、その通りに動いたのかも知れないとも思いました。
    彼は最後笑っていましたし。もしかしたらそれはAくんの絵に本当の意味で心を奪われたということなのかも知れない。絵、そのものの美しさではなく、その絵の背景であるAくんの人生や思想に魅力が絵を超えて来たのかも。
    だとすればAくんは絵の後ろ側を見せる才能を持っていたのかも知れないですね。
    実際人から教えてもらったらすぐに自分のスタイルを崩して新しく変える術を持っている。これっていわゆる創作家のファンが離れる原因になってしまうことなのに、Aくんのファン1号の彼は最後まで離れなかった。つまり根本的な核はまったくぶれていないのではないか。なにせ彼はAくんの絵の良さが直感的にしかわからず、それを理論立てて説明することもできないにも関わらず、推し続けた訳ですし。
    彼は本当の意味でAくんの才能を見抜いたのかも知れない。嘲りや諦観も、Aくんを押し上げるために必要だったものなのかも知れない。

    と、長尺使って色々考えましたが、ただひたすらに皮肉が描かれているだけのような気もして来ました。

    結局彼の絵も見向きもされなくなったってことは、彼だって誰かに良いと言われただけの存在なのかも知れない。そして最後にAくんが彼の言葉に気付くことができなかったみたいに、彼も誰かの言葉に気付くことができなかったのかも知れない。

    芸術とは所詮、自分以外の誰かが良いと言ったものでしかなく、中身なんて初めから無いのかも知れない。

    気になったのは最後の女性ですよね。
    二つを見比べてえらい違いだと思っているわけですが、Aくんの絵に芸術性を感じて、反面彼の絵に優しさや素朴さを感じたのなら、彼女が好きになるのは彼の絵かも知れない。
    また、女性はこれから彼の絵を推すかも知れないわけで、そうなったら今度はどうなるのだろうとも想像を促すことのできる終わりでした。

    読後感が良くも悪くもサッパリしてないのが良いですね。いわゆる気持ちのいい終わり方じゃあないし、なんだったら私はすっごくモヤモヤしました。
    だからこのモヤモヤを吐き出すためにこうやってコメント欄に書き殴っている部分もあるわけでして。
    商業作品では絶対できない離れ業みたいな読後感をなんの遠慮も無く放てるのも、瞳作品(ショーウィンドウ)の良いところですよね。
    ただ感動できる作品だったら、才能ある作家さんは多いので言い方は悪いですが、どこにでも転がっているように思いますし。
    感動とは別の窓を開けさせるこの作品群はやっぱり私にとって、ものすごい特別なものなんだなって再確認できました。

    長々と失礼しました。
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    詩一@シーチさん

    ちゃんと返信をしたかったので、コメントを抜粋させて頂いてます。他の部分ももちろんしっかり読ませて頂きました…!

    『夢を見続けることも才能なのかも知れない』
    これは本当にそうだと思います。他にも要因はあるかと思いますが、これが彼には決定的に足りなかったからAくんのようにはなれなかった訳で。創作をする人にとって、どれだけ現実を無視できるかというのは非常に大きなテーマかなと思います。
    なんかこのテーマでまたお話が書けそうですね笑

    『根本的な核はまったくぶれていないのではないか』
    文章だからこそ想像してもらえた所ですね。こう解釈すると彼もAくんにも救いのあるお話になりますしね。

    『ただひたすらに皮肉が描かれているだけのような気もして来ました』
    最初にこのお話を考えた時は皮肉からスタートしました。報われない彼や芸術に対しての皮肉を、目一杯アップしてやろうかと笑
    でも書くにつれて色々考えが広まったので、今のような形になりました。

    『だからこのモヤモヤを吐き出すためにこうやってコメント欄に書き殴っている部分もあるわけでして』
    実は皆さんののコメントを読んで私も気付かなかった考察を巡ったりしています!こういう事ができるのがショーウィンドウの面白さかなと自負しております…笑

    『商業作品では絶対できない離れ業みたいな読後感をなんの遠慮も無く放てるのも、瞳作品(ショーウィンドウの良いところですよね』
    赤面しています。楽しんで頂けて幸いです…!

    返信も長くなってしまいましたが、丁寧な読み込みとコメントをありがとうございました!

    編集済
  • 何か感想を書こうと思ったけど、ちょっと動揺しすぎてなんて書けばいいのかわからないので、ひとつだけ。

    瞳さんはやっぱりすごいわぁ……。

    作者からの返信

    聖願心理さん

    コメントありがとうございます。
    うわあ!恐縮です…!お褒め頂き嬉しいです。