月光
姫亜樹(きあき)
月光
月の光が
水墨画の世界を
碧く染めていく
ぼくらは手を繋ぎ
雪の平原を歩いていく
静寂の世界をめざし
足元から伸びる影が
黒い森へ繋がり溶けていく
互いの体温のように
ぼくらは
ただ、ひたすらに歩いていく
想いを言葉にすると
安物のおもちゃに変わってしまうから
ぼくらは手を握り
ただ、ひたすらに歩いていく
静寂の世界を目指して
月光 姫亜樹(きあき) @Bungo-2432Da
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