月光
姫亜樹(きあき)
月光
月の光が
水墨画の世界を
碧く染めていく
ぼくらは手を繋ぎ
雪の平原を歩いていく
静寂の世界をめざし
足元から伸びる影が
黒い森へ繋がり溶けていく
互いの体温のように
ぼくらは
ただ、ひたすらに歩いていく
想いを言葉にすると
安物のおもちゃに変わってしまうから
ぼくらは手を握り
ただ、ひたすらに歩いていく
静寂の世界を目指して
月光 姫亜樹(きあき) @Bungo-2432Da
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます