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  • カクヨム甲子園に出されていた短編を読ませていただきました。
    よみやすくさわやかな作品ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この作品は青春を前面に押し出しているのでさわやか、という感想をいただきうれしいです。
    昨年のカクヨム甲子園ということで少々古い作品ですがお読みいただきありがとうございました。

  • 青春!

    言葉選びというか、陸さんが最後まで「好きです」と言わないところが、たまらなく良いですね。「好きじゃなくちゃ、毎日追い回したりしないよ」という言葉は出ましたけど。「ちゃんと好きって言って!」と思わず言いたくなるような。目を逸らして「す、好きです」と言って「ちゃんと目を見てよ」と言われる。それで力んだ陸さんは肩を思わず掴んで告白しちゃって、葉月さんの顔が真っ赤っかになる。そんなのを想像してしまいました。

    一貫して、ちゃんと高校生の話している言葉になっているところが、素晴らしかったです。

    陸さんがどれだけ遠い大学に通うのかは分かりませんが、多分朝早かったり夜遅かったりするのかなって思います。今度は葉月さんがそれに合わせてちょっと家を出るには早い時間だけど、と思いながら家を出ていくんだろうなあと思いを馳せました。

    甘酸っぱい青春を、ありがとうございました!

    作者からの返信

    こちらこそありがとうございます。
    今の高校生事情はわかりませんが(うちのJKは男っ気がない)、きっと昔と変わらずみんななかなか上手くいかない恋に振り回されているんじゃないかな、と。
    上手くいかない現状、好きだと言えない自分……そういうものが変えられないもどかしさが伝わっているとうれしいです。
    読了ありがとうございました!

  • うおおお。
    陸さん、不器用過ぎるし、気付けてない! 鈍感! な感じもまたいいですね。
    自分も高校の頃は陸さんのこと言えないくらい臆病者だったので、応援するしかないです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    そうですよね、恋をすると基本、みんな臆病で鈍感になると思います。陸が素直に好きだと言えるかが、この話のキーポイントです!

  • わたしはそれ以上、何も無いという顔をして歩き出した。
    すると何故か、陸も自転車を引いて歩き始めた。
    わたしたちは並んで歩くことになった。

    おお、この描写でもう彼が片思いをしているのを表現している。素晴らしい。これから彼のどんなアプローチが始まるのだろう。
    なんて思っていたら全然始まらなかった。
    そして葉月さんは「恋されていたと思って嬉しかったのになんでもなかったのかー」ということに。
    ここからどうなるんだろう。

    描写の観点でもう一つ良いなと思ったのは、自転車のカラカラという音。
    あれが響くほどに会話がない、そして周りに雑音がない。つまり静寂。その象徴なのですね。そしてその音を隔たりと呼ぶ表現も素敵です。
    カラカラという無機質な音がまた、無慈悲に流れる時間のようでもあり。車輪が進むと言うことは、時計の針も進むと言うことで。そういう想像を膨らませる、素晴らしい描写だと思いました。

    作者からの返信

    またまたコメントありがとうございます!
    この作品は少しずるくて、少しだけ男の子が主人公の回を入れてますw
    どうしてもしゃべらない。
    でもどうしてもしゃべらせたくて。
    静寂が上手く伝わってくれてうれしいです。とにかくしゃべらないので(そんな設定作るなよ、と)。

  • 中2の時付き合った子がいて、帰り道に一緒に帰って、彼女の家の前で「バイバイ」って分かれるだけだった事を思い出しました。言いたいことも、上手く話せなくって、思っている気持ちも伝えられなかった甘く酸っぱい想いを思い出してしまいました。
    上手くいかなかった苦い思い出でもあるのに、今もあの感じを求めている自分がいて不思議な感覚です。あのときを思い出させてくれたいいお話でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    書きたいことが伝わってうれしいです。この話にはすごいドラマはありません。仰るように、二人の間の微妙な空気感が出ればいいなと思って書きました。
    とてもうれしい感想をありがとうございました。