第2話

 生い立ち・エピソード・いじめの数々・数々の詐欺・強い凛子




わたしはブドウの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。(ヨハネによる福音書15章5節)




凛子の両親は関西出身だが彼女は東京生まれの東京育ちで都会的な女性である。


途中高校・大学と留学した凛子は 物怖じしない外向的な性格の持ち主。


大抵の人に日本人らしく無いと言われるが純粋のヤマト女で日本女性。




生い立ち




凛子は若い頃、神さまのことなんか、何も知らなかった。知らされずに育った。彼女の中で、点と点はバラバラで、一つにつながらず、カタチを成していなかった。しかし、今は違う。創造主、凛子の造り主は、彼女を世に送り出す前から、すべてをご存知だった、と思う。ご計画があった、と思う。


72歳過ぎて凛子は、今こうして、福音を伝えるため、自伝を書き、我が主を証ししているのだから,,,.




神様の「愛と光」の世界で凛子の魂は親を選び、あるいは選ばされ、地上に降りて来たのだろうか。子供は親を選択し、神は選択させ、命として親の胎内に宿り、月満ちて生まれて来るのだろうか。


夫々の命は尊くかけがえ無く、愛と光の世界より、精一杯生きるようにプログラミングされているはず。命とは本来力強いものなのだろう。その命を存分に生きる。子供の頃は何も知らなくていい。元気に素直に育てば、成長する過程で親や社会、周りから芽を摘まれなければ、すくすく育つ。




凛子の生い立ちはそのようだった。父親が47歳、母親は33歳の時 5番目の子供として生まれた。47歳の時、生まれた末娘となれば、どの男親も取り分け可愛がるかもしれない。


昭和21年11月1日に生まれた凛子。父親はこの娘が太陽のように輝いて、すくすく育ち、明るく周りを照らすように、という願いを込めて、「陽子」と名付けた。凛子の生まれた前年は、日本が大東亜戦争、第二次世界大戦に負け、国民が心身ともに疲労困憊し、絶望感と虚無感に覆われていた。国民は未来が見えない混乱期の最中で、そう名付けたくなる親の気持ちは良く分かる。




鉄棒を握りしめる 勝気な幼な子 ・凛子ここに在り




彼女は父親の願い通り、明るく、真っ直ぐ、元気な女の子として育った。父親にいつも抱かれていた。彼の丹前の中に入り、ある時は膝の上に座わり、大人の話しを聞いていた。凛子は父親の秘蔵っ子だった。父親と兄の幼稚園に一緒に行く、そこで鉄棒に掴まりたがる幼い凛子。彼女は、鉄棒を握りしめ、その手をずっと離さない。放しなさいと言われても離さない。放さず握り続けた。(勝気の凛子、やる気の凛子すでに在り)それを、嬉しそうに、得意そうに、後日、親戚に伝える父。叔父たちは、そんな彼に、「兄さんは可愛くて仕方ないんだ。でも、気を付かなくてはいけないよ!凛子は可愛くて、人懐っこいから、誰の後でもついていっちゃうよ!」と言って笑い、「お目目のぱっちりした凛子ちゃんは、可愛いから人攫いにさらわれてしまうかも…」と叔母たちは父を半分脅し、またケタケタ楽しそうに笑う!そんな大人の会話を黙って聞いていた凛子。とにかく可愛がられ、甘やかされて育った。








甘え上手な凛子




彼女は甘え上手だった。いつも父親にねだった。洋服が欲しい、車が欲しい、パリで勉強したい。


自分を愛する人に甘えるのは自然な感覚で確認であり本能だろう。凛子は父親が疑いもなく自分を愛している!と感じて育った。なので、彼の庇護の下で、自分は安全と本能的に知っていた。この世に怖いもの無しで育つ凛子は甘えん坊だった。自分を否定されたことがない、拒絶されたことがない、愛された感覚はすごく大事で、何れ何かのカタチで芽を吹く。必ず意味あるものを社会や子孫へ残す。無償の愛、神の愛に近い、親に愛された実感を持てない人は、否定的に物事を捉える。愛し方もわからず、行動に自信が持てない。賢太郎は子供の情緒を安定させ、やる気や自立心をも養わせようと願っていた。 母親は仕事人間で、出ずっぱりの外出ばかりだった、彼女の生い立ちは 適度にほっておかれた。しかし、父親が、過分すぎる程に、十二分に愛情を示し、凛子に感じさせ続けた。母親は情の薄い人で、自分の仕事優先、彼女の関心は世界や社会のあり方で、家庭になかった。凛子は、たまに母親に頼み事をしても断られた。なので、結婚後、子育て中もほとんど母親を充てにしなかった。凛子の場合、正反対の両親の対応が微妙に調整され良かったのかもしれない。それにつけても、子供の信頼を裏切る言動を、親は決してとってはいけない!その子の心に深い傷を負わせ将来に禍根を残すだろう。人を愛する、何かを愛する、この大切な心は 愛された感覚を持つ者のみが、その愛を還元するのでは。




おてんば娘 凛子・嘘の初体験で大恥




活発で、明るく、お転婆だった、小学生の凛子。体育と音楽が得意だった。運動神経抜群の男子と競って跳び箱を跳んだ。女子はとうに抜けている。所詮、負けるのに…。二、三人の男子と最後まで飛ぼうとする凛子。勢い良く駆け出して、肩から落ちて、鎖骨骨折!担任と一緒に接骨医へ。全治三ヶ月。卒業間際の凛子は、ギブスはめ、包帯巻かれて、片手て、卒業証書を受け取り、敢え無く終わり!




気の強い凛子は、横暴な男子にも平気で物言った。家の塀によじ登って遊ぶ、隣家の男子にそこから、降りろ!と騒ぎ立てる凛子!棒を持って応酬する隣家の兄弟。言い返せない悔しさか棒でつついてきた。彼女は眉間に傷を負った。しばらく傷跡は消えず。失明してたらどうする、強気なおバカさん。




超元気な凛子。風邪ひとつ引かない。クラスメートがインフルエンザで次々倒れ、学級閉鎖になりそう。でも一向に移されない凛子。彼女は自分も風邪で休んでみたい!ある日休もう!と決めた。布団の中にうずくまっていた。母親が起こしに来た。具合が悪い、と言って起きなかった。親は信じ、騙されてくれた。彼女はその日、始めて学校を休んだ。問題はその翌日だった!欠席した理由を如何に伝えるか、これが大問題!何せ、嘘なのだから!翌日、担任は聞いた。凛子の口から出まかせの病状が、次から次へと出て、「あら、そんなに悪かったのに、もう治ったの?」担任の大平先生が冗談半分で言った言葉に、嘘が露呈したかのよう、クラスのみんなから笑われた!それは、最悪の結末だった。なんともバツが悪く、子供心に嘘は二度とゴメンだ!と思えた。嘘の初体験はいい勉強になった。




クラスメートを煙に巻く・忍者凛子




小学校社会科の時間だった。昔の士農工商について、身分制度について習っていた。担任が各自の出自を聞いた。が、凛子は自分の出自を知らず答えられなかった。早速、父の帰宅後に聞いた。「おとうちゃま、内は先祖代々何をしていたの? 身分を教えて!職業は何?」武士だったら、いいなあ、と内心、期待して待つ凛子。すると彼は、「うちはネ!先祖代々宮司をしていたよ。」凛子、キョトン…!






「宮司ってなあに?」「それって、何よ!」「神主のことだよ」やっとわかった凛子、でも超がっかり。落胆ぶりを全身で表す凛子。彼女の表情を見て彼は続けて言った。「凛子、うちは甲賀流の忍者でもあるんだよ!」これには飛びついた!嬉しかった!忍者ならクラスメートに堂々と言ってやれる!


翌日、凛子はクラスの男子を集めて、言った!「私のうちはネ!(十分間をおいて)甲賀流の忍者⁉︎!」その時の男子の反応は凛子の期待通りだった。異口同音に、「へえ、格好いい!」さっさと身を翻して男子を煙に巻く、少女凛子の忍者ぶり!




スリルやスピードも好き・凛子危険




幼い凛子はスリルも好き。スピードも好き。自由が丘の家の近くに、小高い丘から滑り降りる、大山滑りという、危険極まりない、滑り台があった。何の囲いもなく、ムシロを敷いて滑るだけ。兄は真っ青になり二度と滑れず、姉達は見るだけで、怖がって滑らなかった。小学生の凛子一人が、得意気にもっと滑るとせがんだ。このスピード狂・凛子。高速道路では大抵追い越し車線を走る。何故か、性格的にゆっくりのんびり走れないのだ。ある時、夜間の中央道を走っていると、猛スピードで追い越す車があった。凛子はポルシェでマイペース130キロ。すると、その車は凛子を待つかのように、また、前をゆっくり走る、それで、やむなく、凛子は走行車線に出て追い越す。そんな感じが数回続いた。凛子は誰?この人。いったい誰?トンネル内のライトで相手の車がわかった。相手は真っ赤フェラーリだった。その時、背筋が寒くなるほど、ぞっとした。あゝ、よかった!事故に合わなくて!凛子はチェイスに乗るほどバカではない。ただ、スピードが出てしまうだけ。気をつけて!凛子危険だよ!




いつもどこか抜けてる、危うい凛子・一人旅




両親の実家、彦根には祖母たちが居て、親戚やら従姉妹が大勢いた。遊びやオシャレも背伸びしたい凛子は、いとこのお姉さん達の後を追いながら、いつも楽しい夏休みを過ごしていた。新幹線のない時代、片道8時間はかかる時、一人で行く!と言い出した。一人で汽車に乗って、みんなを驚かしたかった凛子。彼女は父親に見送られて、一人で汽車に乗り、意気揚々と、初めての一人旅を楽しんだ。


しかし、切符を失くしてしまった凛子。どうしていいかもわからず、改札が出られず。一人で来たよ!とみんなを驚かすつもりが、駅まで迎えに来てもらう始末。そこで、また、やはり、みんなに笑われた。いつも、どこか抜けている、危うい凛子…!あわてんぼうのおっちょこちょい!しっかりして、凛子!




白いお家へお引越し




ある日、家が等々力の小さな家へ移った。子供の凛子には、倒産した親の事情がよく飲み込めず、単純に引っ越しが嬉しかった。そこは、米国帰りの新婚夫婦、西園寺さんが建てた、高台の白い家だった。凛子は、等々力の家から緑が丘小学校まで、自転車通学しそのまま、卒業した。友人間でよく耳にする話が、親が許してくれない。ダメと言われたから行けない、出来ないだった。凜子はそれを言われたことがなかった。そこで、父親に聞いた。「何故、おとうちゃまは他の親みたいにダメって言わないの?」、その時の彼の答えは、「本当にしちゃいけないことなんて、何もないんだよ、凜子。親は子供のすることをいつもじっと見てる、それだけでいい。そして、方向が違う時に、軌道修正してあげる。それが親の仕事だよ!」何となくわかったようで、わからない、すごい返答…。しかし、凜子はしっかり親の考えを受け継いでいた。彼女の子育ては全くその通りで、子供たちをルールで縛り、規制したことがなかった。彼らはいつも自由だった!自由だから、責任ある行動をとる!実際、彼らは取った!




土砂降りの雨の中、傘持って、父を迎えに行く凛子




土砂降りの雨の夜だった。父の帰りを家族はおとなしく待っていた。凛子だけ、土砂降りの雨が気になり始め落ちつかない。想像たくましい彼女は、いろいろ、心配になってきた。そして、家人が止めるのも聞かずに、迎えに行くと言いだし、てくてく歩いて、等々力の駅へ行った。改札で待てど暮らせど、父は電車から降りてこなかった。携帯など無い時代、連絡の取りようもなく、何もない。時間にしてどれくらいだったろうか、父親が雨の中、自転車で迎えに来た。「あら、おとうちゃま、どうしたの?待っていたのに」で、彼に連れられて帰宅した。彼の助けになれず残念。でも、これで十分満足だった。




悪い男に付け狙われる凛子




学校帰りの小学生の凛子を待ち伏せする人相の悪い男がいた。その男は自転車をわざと蛇行させながら、凛子を凝視した。その男が決まって凛子の前に現れるので、もう、怖くて家にも入れなかった。父親にそれを告げると、彼は、翌日も翌々日も、会社へ行かず、凛子の帰りを待っていてくれた。ある日、その男の前に、立ちはだかり、仁王立になった父は、物も言わず、男を睨み付けた。そいつは、こそこそと、逃げるように立ち去り、二度と凛子の前に現れることはなかった。父の思い出は尽きない。数限りなくある。彼とのエピソードは心の奥にいっぱいしまってある。




琵琶湖で初泳ぎを披露する凛子




琵琶湖で泳ぎを覚えた凛子は、父親に自分の泳ぎを見せたかった。いとこ達と行くいつもの海水浴場、松原へ父と二人で行った。父は、「どれどれ、ここまで、泳いできてごらん!」と言った。みたところ楽勝で泳げる距離だった。で凛子は泳いだ。しかし、行けない、着かない、距離は縮まらないのだ。


必死に息継ぎしながら、水に顔をつけ泳ぐ凛子。自分は進んでいないのか、泳げていないのか、と疑った。一向に彼との距離が縮まらず、それは、永遠に続くようだった。泳げば、泳ぐほど、少しずつ遠のく….。やがて気が付き叫んだ。「オトウチャマ!動いている!動いているでしょ!動いちゃダメ!待っていて!絶対、そこで、待っていて!」凛子はもう、苦しくてしょうがなかった。これ以上泳げない!限界だった!それでも諦めるのは悔しくて、父の許へたどり着くまで、泳ぎ切った。さすがの父も、これが限界とわかると、そこで待ってくれたのだ。泳ぎを覚えたて、息継ぎをマスターしたばかり、その凜子が、いきなり、父親の要求で長い距離を泳がされた。彼の期待に応えようと、泳ぎ切った。本人は自分の泳げた距離にもうビックリだった。父が子供を励まし、子供は見守られながら、一層応えようとしていた。凛子の父親は人生の達人だった。物事の道理を知る、人格者で賢者だった。凜子はそんな偉大な男に愛され、育まれ、成長した。凜子に最大の影響を与えた男は、彼女の父親だった。






虐めの数々 強くあれ!凛子




凜子は勝気なお転婆娘で、からかうに面白かったらしく、男子生徒からもてた。彼女を好きな男子生徒がクラスを越えて大勢いた。彼らは凛子の家の周りをうろちょろし、集団で家を覗きに来る、個人的にプレゼントを持って来る。取っ替え引っ替え、電話をかけてきた。凛子の好きな男子は、美形のおとなしい女子が好きらしく、この男子には一向に好かれず、見向きもされなかった。一方、他の男子た






ちの集団行動はますますエスカレートし、あからさまに凛子に付きまとい、それが、彼女にとっては


実に迷惑。嫌でたまらなかった!今風に言えば、集団ストーカーだ。女子生徒からは、何故凛子だけ? と思われた。凛子のどこがそんなにいいの? 女子はきつかった。凛子は彼らの反感を買い、嫌味を言われ始めた。そして、中学も卒業の頃、所属していたグループから突然冷たく扱われ、のけ者にされた。お弁当も登下校も一緒だった、かわいい子ちゃんグループが、凜子をある日を境に仲間に入れなかった。いじめだ!凜子は戸惑い、当たり前に悩み、学校へ行くのも辛くなった。何故、突然、拒絶されるのか、真の理由が分からない凜子。悩んだ末、理由を問いただした。一人対集団!直談判した凜子。強い子でも取らない行動だろう。リーダー格を捕まえて、何故?と詰め寄った。彼らはしどろもどろだった。返事など、どうでも良かった。言い訳など聞きたくもない、彼女の方で願い下げ、彼らは凜子に値しなかった。その後、凜子は穏やかな優等生グループに入り、卒業まで一緒に過ごした。






親も大人も集団でいじめ・されど凛子強し!




集団苛めは、娘の高等学校の父兄の間でも起きた。凜子は娘たちを一貫教育をするカトリックの私立女子校に入れていた。小学校から大学受験まで教育熱心な親たちと一緒だった。凜子は他の父母と交わらず、ランチやお茶もせず、授業参観後はさっさと帰宅していた。常に凜子流が在り、我が道を行く人で、お受験のために情報交換する必要も時間も無かった。しかし、毅然とした凜子は目立つらしく、彼女は元JALの教官で、英語を教えているらしい…いろいろ噂もされていた。上の娘の高校卒業の前年、11月のバザーで、役員を頼まれ、ノーが言えず引き受けた。父親を亡くしたショックは尾を引いており、情緒不安定な時だった。案の定、大変なことになった。大騒動に発展した。バザー当日、彼女は失態を繰り返した。心が動揺し、ますます、事態が悪化した。普段、穏やかな教育ママたちは、一変し、凛子バッシングを集団でした。その日の反省会とやらで、コテンパにやられた。消え入りそうになりながら、耐えて聞いていた。しかし、その数か月後、娘の高校卒業式も無事終了。その日の謝恩会で凜子の取った行動、アナタ想像つきますか?彼女は自分を取り戻すと、式後の親睦会の最中、大勢の面前でリーダー格を呼び出し、あの時のあれは何だったのかと、みんなの前で問いただした。すると、相手は泣き出した。泣いて謝ったが、私も当日の夜は泣きましたよ!と言い放ち謝恩会から立ち去った。翌日には一大ニュースとなったらしく、アナタ、学校中の父母の間で噂だわよ!と外部に出た友人に言われた。でも、そんなこと、一切お構いなしで平然としていた。苛める方が悪い!しかも集団で!そんな卑怯な真似はさせない!それでは、終わらせないのが凜子だった!




今度はテニスクラブで!またバトルする凛子!




子育てもひと段落、テニスに夢中になった凜子は、スポーツクラブ・ナンバーワンに入会した。その名の如く設備も入会金もナンバーワンだった!メンバーには自分がナンバーワンと思っている奥様連中が居た。他人を即、値踏みする、そんな類の連中がいた。凛子は不快な人間と付き合う気は全くなく、避けていたが、彼らの方で接近してきた。何かと凜子の行動を監視し始めた。プールで泳いでいれば、集団で覗きにくる。ある日、凜子が一人でコートに居ると、一緒にダブルスしたいと言われた。断るのも大人気ないし、一ゲームだけネ!で始まったゲーム。案の定、周りは彼らの応援ばかり、凜子には一切声援なし。非常に不愉快なゲームがやっと終わり、最後に言ってやった!なんとも不快なゲームでした。みなさんのマナーの悪さに呆れました。二度と皆さんとゲームする気はありません!!これを、英語でまくしたてた凜子!相手を罵倒するのに、日本語はまずいと思い、彼女は英語で云った。すると、リーダー格の気の強い自分が一番!と思っている女性が反論して来た。そこで、更に、貴女の英語






は間違いだらけです!発音もイントネーションもなっていません!英語も勉強し直しなさい!と言ってやった。それが凜子!強い凜子がいる!不当な扱いに屈しない、負けない凜子が常にいる!


凜子はそんなクラブに居る気になれず脱会した。マネジャーが凜子の自宅までわざわざ来たが、到底、再び入る気になれなかった。凜子は不当に扱われて、大人しく引き下がるタイプではない。そして、


苛められている人がいたら、いつも庇うだろう、集団で苛める行為など、絶対に許せないから!!




詐欺にあう、ちょろい凛子




そんな強い凛子だが、彼女ほど騙されやすい人もいない!凛子はお人好しのバカで、疑うことを知らない、世間知らずのお嬢さん…だった。子供は口々に言う。人には気を付けろ、気をつけて!騙されるな!ママ、騙されないで!ママはカモネギだから!ママほど騙しやすい、標的になりやすい危うい人物


はいないよ!とこんな調子で、この点に関して、子供の信頼を得ていない凛子!一方で、母親は人は嘘もつけば、詐欺もする。カルマがさせるのか、業がさせるのか、わからないが、本人にとっては、詐欺が仕事だから始末に悪い!...と騙されたことを棚に上げて、自己弁護する凛子。 詐欺に合わずに済む人が大勢いる中で、凛子は何故か詐欺被害に数回あった。凛子の病院で2度あった。ドクター相手に歯科医院専門に働いた詐欺集団に引っかかった!待合室に地域の宣伝広告兼ねたテレビモニターを置いて欲しいで始まった、これが詐欺だった。全国規模で展開された大掛かりな集団詐欺だったが、医師集団に訴えられ、彼らは塀の中に入れられた!




一件落着すると また 一件!今度はクリニックの会計事務所が、詐欺事件を起こした。本人は会計士やスタッフを雇い事務所を構えて、歯科医師専門にコンサルしていた。この男も用意周到で数年かけて総額20億の単独詐欺を働きフィリピンへ逃亡した。新規開業のドクター目当てに経営セミナーを開き、彼らの開業費用を根こそぎ持って逃げたらしい。当時理事長の元夫も凜子も誠にお粗末でこの男を信用し金銭を託した!後継の息子殿に聞かせたら、呆れられる話で、あまり、言いたくない…..






オーストラリアからやって来た詐欺師・谷中




凜子はある時期、医療より英語教育に専念しようと、会社を立ち上げ、英語教師募集の広告を出した。その中にオーストラリアから応募してきたオージー、谷中が居た。この男はオーストラリアで手配中の大詐欺師だった。凜子はこの谷中に巧妙に騙され、横領され、社員には背任行為を受けた。設立後、初っ端から大変な騒動の渦中の人となった。社長VS谷中主導の社員3名、前代未聞の物語が展開した。


彼らは凛子の新会社(有限I28)を乗っ取ろうとあの手この手で凛子を脅し始めた。常軌を逸した彼らの行動だった。警察沙汰で事件にする気も起らず、英語専門の新会社は夢を果たせずそのまま閉じた。この谷中はオーストラリア領事館のサイトに、日本人移住者たちを騙し詐欺を働く人物として、掲載されていたことも人づてに発覚。凜子は、他人を容易く信じてしまう、自分の危うさに対して、高額なレッスン料を過去に支払って来た!谷中事件が半年後にやっと落着した後、ホッとしたのだろう。彼女はうつ状態に陥った。あの元気でパワフルな凛子!いつも前向きでエネルギッシュだった人は別人のように萎え無気力になった。何故、そんなに神様に熱心だったのか分からなくなった…。


すべてに、ひ弱になった凜子。彼女を守ろうと家族は必死だった。ママを守れ!外敵に触れさせるナ!家族は凛子を守るために、結束した。息子も、娘たちも、元夫も、みんな、必死で凜子をかばった。








鬱になった凜子・弱々しい凜子・ぼんやり無気力




一連の谷中騒動で、ウツになった凜子は長女に付き添われ成城学園の精神科に連れて行かれた。娘達が、息子が 夫が、ある時は家族全員が凜子のカウンセルに付き添った。1996年、初冬の頃、長女や家族に抱きかかえられるように連れて行かれ、凜子に何が起きたのか、彼らが口々に伝えていた。


凜子自身は何も話す気になれず、ただ黙って聞いていた。そんな風だった。しかし、確実に快方へ向かい、薬も飲まず春には再び元気になっていた。あれだけ 打ちのめされ、重症だった人が、半年という異例の速さでウツから脱却。凜子の立ち直りの速さに驚いたと、後日カウンセラーが言っていた。




後述する聖霊体験は、この後に起きた。全てが今につながる!こんな経験、体験する必要もないだろうが、今に至るには全部必要だったと思える。ウツになった人しか、ウツの苦しみは分からないだろう!全て自分が経験してみて、その立場がわかることなのだから!書物で学ぶことも、人を介して学ぶことも、想像はあくまで想像で、実際の経験体験とは、全てが全く異なる。復活した凜子は一年の長い休養を取った。その一年間は全てに自分を優先した。クリニックでは無く、英語の生徒でも無く、家族でもなかった。彼女は責任ある立場に常に居たから、義務かのように、子どもが、クリニックが、生徒が、を優先し忙しく飛び回っていた。優先順位の筆頭に自分を上げたのは、結婚以来初めてだった。


一年間の休息・英気を養う凜子・ローマで複雑骨折




休むことに決めた凜子。まず、春に家の外壁を塗り替えた。夏は蓼科の山荘で長逗留。秋には、長女と二人で、ローマ・パリ・イスタンブールへ遊びに行った。しかし、旅の初日のローマで骨折!それも複雑骨折!ホテルのバスルームで寄りかかったところがそこがドアで大転倒!大音の次はうめき声・・・。「ママ、どうしたの?」すっ飛んでくる長女。もう、どうにもならない。イタタタ、痛い、痛いの話です。昔、昔、アリタリア・イタリア航空で毎回来た、ローマ。懐かしのローマに娘と二人で来た。さあ、これから、楽しもう!という時に、この地で、骨折とは・・・。しかし、それが、凜子。彼女は市民病院に行かされ、検査を受ける。どうも、骨折は重度らしい。手術、手術、と英語を話せぬドクターがいう。イタリア語はノンカピートの凜子だが、それくらいはわかる。さあて、どうしたものか・・・。母娘は病院で待たされるだけ。これではらちがあかない。二人は病院を変えよう!と英語がわかる病院を訪ねた。病院ロビーで白衣を着た背の高い人に会う。彼に話しかけると、米人ドクターだった。彼に事情を説明。これが、ラッキーの始まり!僕の親友が、ローマでは有名な整形外科医だ。彼を紹介しよう、と言ってくれ、ドクターカプリオのいる病院に行った。そこは、綺麗でいかにも、リッチなプライベート・ホスピタル!ドクターカプリオは、腕がいいだけではなく、親切でかなりハンサム!すっかり、安心して、手術を彼に任せた。凛子、ローマの病院で複雑骨折の手術をし、5日間入院した。彼の回診も楽しみに待つ凛子。病室はホテルなみ。食事は毎回テーブルクロスが敷かれ、美味しいイタリアン。手術の後は、もう、どこも痛くない!ドクターカプリオには、お礼にネクタイを差し上げ、旅を続行する母娘。パリへ行き、イスタンブールで甥たちと落ち合い。4人で賑やかに初めてのトルコを満喫して帰国した。100日目にワイヤーを取るよう、何度もドクターに言われた、100日目の12月25日、医科歯科大学で中の金属を抜いた。その痛かったこと!日本人の医者は、何を思ったか、麻酔なしで施術したのだ・・・。左腕から2本、左肩から一本。針金を抜いたのだ。病院中に凛子の悲鳴が轟い






た。待合室で待つ、息子は、その声に驚き、覗きにくる始末。あれは、米国なら訴訟もんだろう。その後は、リハビリ。来る日も来る日もリハビリ。全く上がらず、動かずの凛子の左腕。自分の腕とは思






えなかった。何も持てず、つかめずなのだ。必死でリハビリした。今では自由に動く。






谷中の側についた米人、再び凛子のもとへ






そんなこんなで、十分な休息を取った凜子は、再び英語も教え始めた。他人任せにしていた病院も自分が前面に出るようになった。谷中事件から数年後、米人教師がクリニックを訪ねてきた。どの顔をして凜子を訪ねる事が出来るのかと人格を疑ったが、ひとまず、逢うことにした。話しを聴けば、谷中に騙された!一緒に告訴して欲しい!と言ってきたのだ。凜子が横領された額は数百万だった。しかし、この米人教師は姪の信託資金約一千万円を谷中との新事業に投資し全額持っていかれた、と泣きついて来たのだから、驚く!凜子は何と気の毒にと思ったが、一緒に告訴はゴメンだった。人を訴えるのは余程でないとしない行為だから、辞退した。谷中と一緒になって、あれほど理不尽に、凜子社長を責めてきた、米人教師の元社員は自分が騙される側に回ったのだった!天の計らいで自分の悪行は必ず償うようにできている。




あなたはこれを読んで如何思いますか?人には果たすカルマも業も因縁もあると思いになりますか?


この後、凜子の神秘体験や聖霊体験を綴ります。アナタ、引き続き「凜子2019」を読みたいですか?凛子の父、北村賢太郎は、凛子に父の思い出として、これだけを綴らせた。彼は、大きな一役を担い、見えない霊の世界へ、究極「光と愛」の存在へと・・・凛子を間接的に確実に導いた。彼は深い愛で凛子を包み、何不自由無く育て 凛子の資質を損なわずに成長させた・・・それが魂の絆だと思う。




言い換えれば、それは魂を総括する創造主、平たく言えば、神さまの無言の意思だと思える。凛子は神さまを、その昔は知らなかった。しかし、神様には始めからご計画があった、と思う。それを感じる凛子の感性。光があれば、闇もある!人は明るい陽光を求めているが、人間の欲に付け入りこの世を支配しようと企む闇がある。闇の存在は大きい。悪魔と知れば、光を求める人は善悪を自己判断できるようになる。凛子の神秘体験や聖霊体験を記すこと、伝えることは凛子の仕事!この地上で果たす仕事の一つ!不思議な夢の数々について記し、夢分析することも大事だ。それが預言につながるからだ。凛子は精神科医でもない、夢分析する専門知識はないが、聖書をもとに話すことはできる。




父の思い出を語り、凛子の生い立ちを語り、虐めに強い凛子を語った。さらに成長した凛子が、強い凛子として、確実に存在している。彼女が、この世を闇で覆わず陽光が射すよう事を起こそうとしている。ジャパンスピリット大和戦略に、凛子2019を使うことになるとは、夢にも思わなかった!


そもそも、そんな大胆な発想も、構想もなかった、凛子。彼女は自分の可能性を、自分の全てをあの光に委ね、今できることに、凛子しかできないことに、人生の後半を費やしたい、と思っている。




2019年8月23日 蓼科にて、 車戸凛子


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