カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
「なんだと?」
「ハッタリだと思う?なら見せてあげる。鮫狂乱(さめきょうらん)。」
「え?!」
「何?!」
シャーカが鮫狂乱(さめきょうらん)と呪文を唱えた瞬間に大刀が自分の意思で動き始めたように飛んで見せてシャーカの胸を貫通させて突き刺す。
するとシャーカは見るからに鮫の姿をしているけど上半身がより鮫の形に近付いていくと、鮫のヒレやエラといった姿が目立ち、バインド・ロープで拘束しているにも関わらず簡単にブチ切れてしまう!
「あーあ、ウチこの姿は好きに慣れないんだよね。超ブサイクになるからさ。」
「「……」」
流石にこの姿を見た私とリクト君は言葉に出ない恐怖感に包まれる。
シャーカはゆっくりと近付き拳をコキコキと鳴らしながらニタニタと笑い禍々しさを増した声で言う。
「さぁ、噛み砕きに行くから、超覚悟しておいてね!」
「ちっ!カマイタチ!」
「なんかやった?」
「マジかよ……」
リクト君はカマイタチの飛ぶ斬撃をシャーカに喰らわそうとするがシャーカは全く効いていない顔をして当たった所をポリポリと掻くだけだ。
「トォーズ・ウィプ!」
私は右手を天にかざして呪文を唱えるとトォーズ・ウィップが現れて手に取って構える。
「今度こそ2対1の方が良いよ?じゃないと死ぬよ?超ウケるぐらいに一瞬でさ!」
その瞬間にシャーカは今までよりも早く私とリクト君に近付いた所を私はトォーズ・ウィップでシャーカの身体を巻き付けて拘束させる。
「こんなので拘束したって無駄!超簡単に引きちぎってる!」
「させるかよ!アイアン・ガード!カマイタチ三日月(みかづき)!」
リクト君はアイアン・ガードで身体の硬度を高めながらカマイタチ三日月で前蹴りと横蹴りの中間起動でシャーカの横腹を突き刺す蹴りを喰らわす。
「超小賢しい!」
「グッ!」
「バインド・ロープ!秘技・後ろ手縛り!電流!」
「超ウザいんだけど!」
私はリクト君がシャーカに振り払われた瞬間にバインド・ロープで後ろ手縛りをしたと同時に電流を流して動きの拘束。
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