カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
「パパっ!パパっ!」
「リリーナ!よく無事だった!君が娘を助けてくれたのか?」
リクト君がリリーナちゃんをお父さんの傍まで近付いていきリリーナちゃんを優しく降ろすとリリーナちゃんはお父さんへ抱き着き、リリーナちゃんをリクトにお父さんは近づく。
「はい。自分ともう1人、日野先生が娘さんを助けてくれました。」
「日野先生……もしかして娘のリハビリ担当の日野桃香先生か?!」
「はい。娘さんがミラージュ・ファミリーに攫われそうな所を日野先生が助けてくれました。」
「おぉ!なんと……君と日野先生になんと礼を申し上げたら!ありがとう!本当にありがとう!君達は娘の命の恩人だ!」
リリーナちゃんのお父さんはリクト君に握手を交わすとリクト君もそれに応える様に握手をした後に病院内で現状を話し始める。
「院内は今、ミラージュ・ファミリーの幹部も居て、大刀の魔女シャーカが水分身を使って恐らく監視をしながら本体は魔人族報知器の無効化を図って侵入。1人は日野先生と交戦。もう1人は院内ロビーに居る人達を人質に取っています。」
「そうか報告助かる。ならばパラスメント達を動員して突撃しかないか……」
「それもありかもしれませんが、シャーカの水分身が何体居るかは把握出来ないので得策ではないかと思われます。それを察知して人質達の身の危険を晒す可能性もあります。」
「確かに君の言う通り。迂闊には動けないか……ならば部隊を分散して1つ1つ制圧して行くしかないか。」
「それが1番無難かと思われます。」
「そうか。助言をありがとう。パラスメントの舞台に次ぐ!これより3班に別れて1班はロビー正面前、2班は病院内の裏手から侵入。3班は飛竜を使い屋上から侵入。敵は見つけ次第、捕獲、抹殺の許可をする!」
リリーナちゃんのお父さんは無線でパラスメントの各部隊に的確の指示を出し最後、リクト君に寄る。
「娘を助けていただき本当に感謝する。ありがとう。」
「いえいえ。俺はただお嬢様を安全な場所に避難させただけで、日野先生が助けてくれたんですよ。」
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