カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
「ここの土地とか?」
「それなら、もっと仲間を引き連れて襲撃して跡形もなく消し飛ばすからわざわざ人質は要らないと思うぞ。」
「うーん……これ以上は思い付かないわ。」
「なぁ、もしかしてだけだよ。」
「何か心当たりありそう?!」
「ミラージュ・ファミリーが活動する上で必要な事ってなんだと思う?」
「同じ志を持った仲間とか?軍資金とか?活動拠点のアジトとか?破壊活動するための武器とか?」
「勿論そうなんだけど、アイツら活動はとてもじゃないけど認められた内容じゃない。必ずしも反抗勢力がある。」
「それって教会の存在……」
「そして教会の中でも武装集団パラスメントだ。そしてこの病院には……」
「まさか、リリーナちゃん?!」
「急いで助けに行かないと!」
「待て落ち着け日野先生。」
すぐ様リリーナちゃんを助けに行こうとする私をリクト君が私の腕を掴んで静止する。
「さっきも言った通り敵は複数人で動いている可能性がある。おまけに人質も取られているから敵にバレたら人質もやられる。」
「でも、どうすれば良いのよ!」
「敵に悟られないように静かにかつ迅速に対応するしかない。もし、敵が現れても敵の仲間がやられた事を悟られない為にも素早く倒すしかない。」
「敵に悟られない為に素早く倒すってどうすれば良いのよ?」
「幸いここは病院だ。病院なら古いやり方かもしれないけど、ありとあらゆる罠が仕掛けられるからな。それに俺なら暗殺も可能だな。」
するとリクト君はズボンのポケットからライオンの頭を象ったバックルをお腹に当てるとバックルからベルトが出てきて装着する。
「レオン・ウェイクアップ!」
【アイアム・ビーストキングッ!!】
ライオンを象ったバックルからやけにテンションの高い機械音が鳴り響くとリクト君の髪の毛は金髪のロン毛に毛先が逆毛立っているウルフの髪型。
そして口には牙のように伸びた八重歯が見えて両手はモフモフの腕に指先には鋭い爪。そしてお尻にはライオンさながらの尻尾を生えてきてた私が今まで見てきたライオンの青年の姿になる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます