カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
そして私は帰宅した後も何事もなく、晩ご飯を食べてから、お風呂に入って、そのまま就寝してから、ふと目が覚めるとジュリアス月の5日。トールの日になっていた。
「桃香様〜」
「ん〜?」
私が目が覚めたと同時にキャビンはコンコンとドアをノックして入ってくる。
「あのー私、桃香様の衣服をお洗濯したいのですけど、桃香様の職場の制服がないのですが、何処でしょうか?」
「え〜?私、出さなかった?」
「はい……残念ながら。」
私の記憶だと、確かに昨日は仕事が終わった後に着替えてからリリーナちゃんと一緒に車椅子を押しながら散歩してから帰って……って、アレ?
「あっ……」
「カラカラ。何か思い出した様ですね。」
「職場の制服、職場のロッカーに置いて帰っちゃったみたい。」
「カラカラ。そういう事でしたか。」
「一応、着まわせる様に予備はあるけど、出掛けるついでに取りに行ってくるわ。」
「分かりました。では、丁度、もう少しで朝食の準備も出来ますので。」
「分かったわ。」
私はそれから軽くシャワーを浴びてから着替えて、朝ご飯を食べてから、あんまり急ぐ程でもないけど、先に制服を取りにマヤローモ総合病院へと向かう。
玄関を開けてから雲が1つもない快晴だけど、やはりジュリアス月(7月)になると日差しが強いのよね。
私は日傘を差しながらトコトコと歩いていく。
因みに今日の服は淡い色のデニムスキニーと白地に花柄のTシャツにブラウンのスニーカー。髪はお団子頭にしてから黒の日傘。
そうだ。リリーナちゃんに紅茶でも買っていこうかしら?リリーナちゃん紅茶が好きみたいだし、丁度、病院に行く途中にお茶屋さんがあるから買っていこう。
私はお茶屋さんに入って紅茶って一言で言っても色んな種類やブランドがあるからどれにしようか迷ったけど、店員さんのオススメの紅茶を買ってから病院に行く。
「あれ?日野先生。」
「あぁ、リクト君。おはよう。」
「おはようさん。今日は休みなのにどうして病院?」
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