カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
そう思いながら歩いていると、いつの間にかマヤローモ総合病院に着いたので正面入り口から入り受付の人に挨拶してから私は更衣室のロッカーまで向かう。
そこで着替えてから1回お団子頭から髪を下ろしてロッカーにある樫でとかしてから髪留めのバレッタでポニーテールをしてから扉にある鏡で身嗜みのチェックをしてから外傷科の病棟に出向く。
そんで午前の診察を終えてから私は食堂でキャビンお手製のランチを頂こうとお弁当の蓋を開けようとした時に後ろから誰か来るのが分かる。
「隣良いか?」
「アレ?リクト君。良いわよ。」
「そんじゃ失礼します。」
リクト君はそう言いながらお盆の上に大皿で乗っている大きいサイズのサンドウィッチを机の上に置いてから食べ始めると私もお弁当を食べ始める。
「なぁ、日野先生。」
「どうしたの?」
「旧病棟の事、アレから何か言われた?」
「いや、特には言われてないわ。」
旧病棟の事は報告書を提出してからリクト君と一緒に病院の責任者から数回に分けて事実確認や事情聴取を受けたくらいでそれからパッタリと聞いてこなくなってきたのよね。
「そうか。なんか聞いた話だと、あの旧病棟の地下研究室は早々に取り壊したかったらしいぜ?」
「逆にどうしてすぐに取り壊さなかったのかが私には疑問なんだけどね。」
「どうやら予算の関係もあったみたいだけど、極一部のお偉いさんが取り壊しに渋ったとか何とかあるみたいだ。」
「そう考えると色々と厄介なものを私達は目にしたかもしれないわね。」
「それに最近、俺達はなんか噂になっているみたいだし。」
「確かに遠くからなんか私達の事見てる人が居るみたいだけどね。それにしてもリクト君。聞きたい事があるんだけど?」
「どうしたんだ?日野先生。」
「貴方、平日なのに学校に行かないで何でここにいるのかしら?」
「……」
リクト君はさっきまで旧病棟の話をしていたから私の不意打ちの様な痛い所を突かれたリクト君は急にソッポを向いてしまい黙り込んでしまう。
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