異世界で接骨院を開業。副業は魔法淑女

カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう

「この世界にも季節があるって事になるの？」

「カラカラ。確かにその通りですね。だいたい桃香様の居た世界と同様にウェヌス月（4月）〜ユノ月（6月）が春、ジュリアス月（7月）〜ヘパイト月（9月）が夏、サムヘイ月（10月）〜クロノス（12月）が秋、ヤーヌス月（1月）〜マルス月（3月）が冬って言う感じになります。」

「なるほどね。だいたい、そんな感じね。」

私の居た世界の日本とは少し違うけど、この世界にも四季があるようで、気候の変化があるみたいで楽しめるみたいだ。だけど、気候の変化と言うのは身体には負担が掛かるのよね。

気候や気圧の変化って自律神経系とか狂わせるから急に身体が重怠くなったり、何もしてないのに身体に痛みが出やすくなったり、急に疲れやすくなったりとかあるからさ。

そう思いながらも私は朝食を食べ終わり身支度してから仕事へ向かう為、玄関に行く。

「カラカラ、桃香様。お弁当です。」

「ありがとうキャビン。行ってくるわ。」

「お気を付けて。」

私はキャビンから手作りのお弁当を手にしてから職場のユニフォームが入っている手提げ袋に入れて靴を履いて玄関を開けて職場であるマヤローモ総合病院に向かう。

「それにしても良い天気だけど日差しが強いわね。そろそろ日傘でも買おうかな？」

私はポツリと、そう言いながら足を進めて行く。マヤローモ総合病院まで歩いて15分くらいで着くけど、これからもっと暑くなるって言うと熱中症とかにも気を付けないとだわ。

適度に紫外線を浴びる分には良いのよね。適度に日光浴すると血流が良くなってリンパの流れも良くなるから基礎代謝を上げてくれるし、脂肪燃焼を促してくれるからダイエットにも良い。

それに朝早くに日光を浴びるとストレス解消や睡眠不足の解消にもなるから自律神経系を整えてくれるから昔の人はよく子供に言っていたのは『外で遊びなさい』って言うのはそう意味だったのよね。

でも紫外線を浴び過ぎるとシミやソバカスに皮膚ガンにも繋がるから肌の弱い人とか色白の人は程々にね。