カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね


私はリクト君にそう言ってからリクトに横になってもらい私は再び前線に戻りメルザードと対峙する。


「トォーズ・ウィップ、ピンヒール・キック!!」


右手を天にかざして呪文を唱えた瞬間。私の右手に棘が無数に連なる灼熱の火を帯びた鞭が現れてそれを手に取り構えると同時にピンヒールを履いた右足と左足の両足から灼熱に燃え盛る炎が纏い蹴りの構える。


「ウェェエエエイ!!」


私はメルザードに駆け寄りながら鞭を身体に叩き込もうとするけど、その瞬間にメルザードは右手でネオ・アームストロング・サイクロンジェット・アームストロング砲をリロードして白い液体を発射させる。


私は即座に前まわりに受け身をして避けたと同時に跳躍して炎をまとったピンヒールにメルザードの頭を目掛けて踵落としを喰らわす。


「効いてる気がするけどワイはピンピンしてるぜ!」


「きゃあ!」


「桃香様!ティポトレ・バッドゥ・ノウト!」


私はメルザードに足を掴まれて力一杯に吹き飛ばされそうになった瞬間にキャビンはすぐにレイピアを納刀して呪文を唱えながら剣を抜いたと同時に納刀し私の足を掴んでいた手を切る。


「離しなさい!」


「ふん!」


しかしメルザードはオベリスクの屈強な身体で剣先でカスリ傷がついた程度だけど、その隙を私は見逃さずもう一方の足で腕を蹴り飛ばしてメルザードから離れる。


そしてメルザードの意識はキャビンに向いていて、キャビンは再びレイピアを納刀したまんま、メルザードに素早く駆け寄る。


「ティポドゥエ・コールド・ジ・エンド。」


そう唱えた瞬間にキャビンはレイピアでメルザードに高速で静かに抜刀してさっき着けた傷と同じ場所に切るとはジワジワゆっくりと凍っていくのが分かる。


「なんだ?コレは?!」


「悪いですけど、このまま貴方には凍って頂きます。」


「ほうほう。面白いな。」


「関心している場合じゃないですわよ?凍りきれば貴方は絶命しますのよ?」


「じゃあ、凍りきらなきゃ良いんだな?」


「カラカラ、とても面白い冗談ですわ。」


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