カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね

「さぁ、切り裂かれな。」


「マントラ!」


「何?避けられた?」


「カマイタチ零式!」


リクト君はメルザードの長い爪で引き裂かれそうになったが、マントラを使ってメルザードの攻撃を避けてから、カマイタチ零式をメルザードの頭に思いっきり回し蹴りで叩き込み、メルザードは空中から床へ落ちる。


「おいおい、確かに痛覚はねぇって言ってたけどピンピンしているなんて凹むぞ。キョリ・ツメ!」


そしてピンピンしながら立ち上がろうとするメルザードにリクト君は空中からキョリ・ツメで立ち上がろうとするメルザードとの間合いをゼロの状態になり拳を握る。


「フィンガー・バレッタ寸勁!」


そして立ち上がるメルザードに内臓破壊である、フィンガー・バレッタ寸勁を喰らわすとメルザードはピクリとも動かない。やったの?


「ほうほう。少しは効いた気がする。だけど!」


「ちっ!アイアン・ガード!ぐぁっ!」


「リクト君!」


リクト君はオベリスクの爪を身体に突き刺され、オベリスクの筋力で更に一瞬にして吹き飛ばされる私はリクト君の所へ走って向かう。


「リクト君!大丈夫?!」


「あぁ……っつう!」


「リクト君!動かないで!」


「痛っ!!」


私はリクト君を寝かせてから手で左右の横腹を押圧するとリクト君の顔に苦悶の表情を浮かべるのが分かった。マズイわ。リクト君は肋骨をやられてる可能性がある。


「良い?リクトは動かないで待ってて。」


「おい!今はそれ所じゃ!痛っ!」


「無理に動かさないの!呼吸するだけでも痛いでしょ?!」


「大丈夫だ。俺の魔装具は身体強化だから、すぐに復活するからコレくらい……」


リクト君は私の言う事を一切、聞こうとせずに立ち上がろうとしている。本当なら肋骨がやられてるから、どんな状態でも痛いのに……


「分かったわ。でも今は休んでて。」


「でも……」


「私とキャビンで時間稼ぎするからどれくらいで復活する?」


「コレくらいだと5分くらいだ。」


「分かった。良い?ちゃんと5分は休憩するのよ?休憩しなかったら、お姉さん怒るんだから!」



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