カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね
「ほうほう。中々、良い考えだよレディーだけど、この紳士にワイを攻撃を行かさなかったのは間違いだよ。」
「どう言う事よ?」
「それはだな……」
「ティポセイ・スピン・イーグル。」
「キャビン!」
メルザードが私の質問に答えようとした瞬間にキャビンは私の後ろからレイピアを即座に構えて呪文を唱えてレイピアをメルザードの頭を目掛けて突く。そして、キャビンの放った突きは真空の弾丸のように飛ばされてメルザードの頭を撃ち抜いたかに思えた。
「おっとと。そこのお嬢さんはワイの一瞬の隙をついてワイの額に撃ち抜こうとしたが、惜しいな。もしもワイが死霊魔導師で無ければ深傷のダメージを受けていたが、今のワイはお嬢さん同様の死霊魔導師だ。」
「カラカラ……擦り傷1つもないとはさすがに凹みますね。」
「さて、ここまで来た紳士淑女の諸君にはワイが直々に相手しやろうではないか!ワイの睡眠を邪魔した者には万死に値する!」
するとメルザードは立ち上がると同時に床から突き出るジョンソンよりも巨大な人の形をして異形とも言える姿がカプセルの中に入っているではないか。
メルザードは手をパンパンと拍手しながら、そのカプセルに近付き続けて話し始める。
「ワイは死霊魔導師だ。だが、ワイの身体はとっくの昔に朽ち果て魂だけが残った。そして、このマヤローモの守護霊として憑依された。だが偶然かマヤローモの地下にはコイツが置かれていたのだよ。その名も【オベリスク】。」
「ッ?!ま、まさかあのウォーリアーですか?!」
メルザードが【オベリスク】と言う名前を聞いた瞬間に口を大きく開けてカラカラと震えだす。この感じだとキャビンはメルザードの言う【オベリスク】を知っている様子ね。
「キャビン。アイツの言うウォーリアーってなんなの?」
「あくまでも伝説としか聞いた事がないウォーリアー。それはアンデット兵士計画が行われた第二次魔人大戦でアンデット兵士の中でも上級クラスと呼ばれた兵器があります。」
「俺も聞いた事あるぞ。何でも敵を殲滅するまで戦い続けるという兵器は到底、人には扱えない巨大な大砲を無数に放ち、無慈悲なまでに八つ裂きにして顔色を変えずに、ただ殲滅だけに動く人間兵器。」
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