カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね
キャビンはそう言いながらレイピアを鞘に納刀する。キャビンの考えは死霊魔導師と言うのは魂が元の肉体に宿すのに対してチャックはその裁ち鋏を魂に憑依していたという事。
だからキャビンがどんなにチャックを切り刻んでも暖簾に腕押しという言葉がある様に意味がない。チャック本人だと思われる人形はフェイクで、それ故に不死身のチャックと言われていたのだ。
「キョリ・ツメ。フィンガー・バレッタ。」
「おっと!少し効いたね!」
「嘘つけ。」
「僕だって。」
するとボナルドは腕を伸ばしてリクト君に向かって伸ばした腕をリクト君の鳩尾に叩き込むとリクト君は少し前かがみになる。
「何?アイアン・ガード!ぐっ!少し効いたな。」
「嘘つけ。」
お互いに嘲笑うかの様に神経を逆撫でし合ってから続けて攻撃する。
「スカイ・ウォーク、カマイタチ。」
「この角度は危ないね!」
リクト君はスカイウォークでボナルドの頭上を空中疾走してから人の死角である頭上にカマイタチを叩き込むがボナルドは少し掠っただけで大したことはない様だ。
「全く、生い立ちが生い立ちなのかヘラヘラと。」
「それにしても君は強いよね!ボナルドわくわくするよ!」
「ふん。」
するとリクト君は構えて暗殺術六幻の呪文を唱える。
「キョリ・ツメ、スカイ・ウォーク。」
キョリ・ツメとスカイ・ウォークの組み合わせで一瞬で距離を詰めてからの空中疾走でリクト君はボナルドの目の前に立ったと同時に空中へ上がり、ボナルドの後ろを取る。
「カマイタチ零式。」
そこからリクト君はボナルドの背後から零距離からの間合いから直に回し蹴りであるカマイタチ零式を放つとボナルドの身体はグニャグニャになり壁へと吹き飛ばされる。
「うっ!痛いな。僕の収縮性の身体がなかったら死んでたよ。」
「はぁ。中々、厄介な身体だな。」
「うん!自慢じゃ無いけど僕の収縮性の身体は少しの衝撃なら吸収しちゃうからね!」
「そうか。じゃあ、つまり収縮性にも限度があるわけだな。」
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