カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね
「カラカラ。コレはメルザードの思惑にまんまと引っかかってしまった訳ですね。普通に考えて出口が2つあるなら近い方を選ぶのは当然。その心理を突いたトラップってわけですね。」
「地下5階だとただでさえ、あんなのが、さっきまで以上にうじゃうじゃ居る可能性があるよな……」
「そうだと思う。けど、ここから抜け出す出口は地下5階の地下鉄道を使うしかない。他には残されていないわ。」
私は地図を確認しながら地下5階から出ている地下鉄道の場所を確認してみると、やっぱりさっきと同じ様に複雑な迷路の様に曲がり角がやたら多い。
それに地下4階にある一角の研究室を通り抜けなければならないけど、そこは道じゃないのね。何か裏がありそうな気がするのは私だけ?取り敢えず、私達は考えている余裕がなさそうね。
「おい、あのドアから何かガタガタとやっているぞ?!」
「カラカラ。恐らく、さっきのアンデット兵士達がドアを押し潰して侵入してくる気でしょう。」
「ここも安全では無さそうね!こっちのドアから早く向かいましょう!」
私達3人はさっきとは違うドアを開けて地下鉄道のある地下5階へと進む事にする。ドアを開けるとさっきの薄暗い通路とは違い、やけに明るい小綺麗な通路が続いている。
だけど、あちらこちらにソイツやヤツにワンコは居る様子。ここは無駄な戦闘は避けた方が良いわね。
「みんな、不要な戦闘は避けて出来るだけ走って向かうわよ!」
「分かった!」
「了解しました。」
取り敢えず私達は不要な戦闘は避けて道を邪魔する者や襲ってくる者達だけを払い除けて私、リクト君、キャビンは通路を駆け足で走り抜く。全く、もう20代じゃないんだから無理できないのに!
「ここの十字路は真っ直ぐ行ってから次のT字路を左へ曲がってから階段よ!ウェイ!」
「分かった!カマイタチ!」
「カラカラ、それにしても敵が多くなってきてますわ!えいっ!」
確かにキャビンの言う通りだ。私達が進めは進むほど敵の数は増えていって私達の行く手を阻んでくる。
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