カルテNo.4 仕事ばっかりの日々では疲れてしまう
そしてミラージュ・ファミリーの死神であるスカル・レイとバックラー使いのアリーゲに私とキャビンの存在を確認してスカル・レイは私達に問いかける。
「何者だ?オレ達の味方では無さそうだな。」
「そうね。確かに味方じゃないわよ。」
「グラララ。スカル・レイ様。コイツらは俺達の邪魔をしてくる気満々ですよ?どうします?ヤっちゃっいます?ヤっちゃいましょうよ。」
「カラカラ。ミラージュ・ファミリー如きが桃香様を倒せるとですか?自己肯定が強過ぎては?」
「この様子だと話し合いは完結しないみたいだ。やれ、アリーゲ。」
「グラララッ!」
「貴方の相手はこの私キャビンが相手しますわよ。」
スカル・レイの一言でバックラー使いのアリーゲは両手のバックラーを構えながら飛び掛かり奇襲をするが、バックラーの先が私の当たる所でキャビンのレイピアが受け止める。」
「グラララ。骸骨メイドか。まぁ、お前が相手で勘弁してやるよ。うん、勘弁してやる。」
「カラカラ。それは私の台詞ですわよ?三下が相手で私で充分です。」
「ほざけ!骸骨メイドが!」
キャビンとアリーゲはお互いに罵声を浴びせあいながら距離を離して私とスカル・レイから広いワスア魔法学校の校庭内で戦闘を始める。まぁ、必然的に私の相手はコイツになってくるわね。
「お前が当然オレの相手になるわけだな。」
「そのようね。だけど、やられるつもりはないわよ。トォーズ・ウィップ」
右手を天にかざして呪文を唱えた瞬間。私の右手に棘が無数に連なる灼熱の火を帯びた鞭が現れてそれを手に取り構える。
「鞭か。鞭には鞭だな。コブラ・ウィッパー。」
スカル・レイは右手を天にかざして呪文を唱えた瞬間にスカル・レイの右手にはコブラの頭をモデルにした鞭が現れて手に取り構える。
「行くぞ。」
「ッ!」
スカル・レイは鞭をしならせて蛇特有の蛇行した変則的な動きでコブラ・ウィッパーで私に向かって襲い掛かると同時に私は前回り受け身で間合いを外してトォーズ・ウィップで反撃。
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