カルテNo.3 どの世界でも生きるには働かなくちゃ
そう言った瞬間にミラージュ・ファミリーのディアボロ部隊スロートが民家の屋根から飛び降りて私に飛び掛かろうとした瞬間に上着の内ポケットからペン型のロウソクを天に掲げて変身呪文を唱える。
「ヴァージン・メタモルフォーゼ!」
【ヴァージン・イッツ!ショータイム!!】
そして私のが唱えた瞬間にペン型のロウソクはやけにテンションの高い音で言葉を発して私の目の前に六芒星を描いた魔法陣が現れる。その魔法陣から緊縛の黒いロープが全身に巻き付かれて解き放たれると、私の姿はまるで露出の多い黒のボンテージに包まれた嬢王様であるサドマーゾに変身。
「さぁ、性(ショウ)タイムの時間よ。この豚野郎っ!トォーズ・ウィップ!ウェーイ」
私は再び右手を天にかざして呪文を唱えた瞬間。私の右手に棘が無数に連なる灼熱の火を帯びた鞭が現れてそれを手に取って私はスロートにトォーズ・ウィップを叩き付ける。
「ウヒヒヒィ。こっちもコレでどうだ?」
「え?なによ?!」
スロートは身体全身に巻き付けていた鎖を私のトォーズ・ウィップに絡ませてお互いに綱引き状態の力が拮抗する。
「くっ……」
「ウヒヒヒィ。このまんま、そのムチムチボディーのボンテージを引き裂いてやるぜぇ。」
「見た目まんまのスケベオヤジね!」
私は一旦、トォーズ・ウィップから手を離してすぐさま私は右手を天にかざして呪文を唱える。
「メルト・キャンドル。さぁ、溶けてしまいなさい!」
そう唱えた瞬間にかざした右手から赤い色の胴体に火が灯ったロウソクが現れて手に取りスロートにメルト・キャンドルを浴びせようとするがスロートはコウモリの様な羽を羽ばたかせてメルト・キャンドルを避ける。
「あらよ。ウヒヒヒィ。甘い甘いぃ〜。10代の夢見る恋に焦がれるくらい甘いよぉ。」
「なかなか、面倒だし例え方が何か独特ね。」
スロートは空中を飛んでいるから飛べない私からしたら圧倒的に不利な状況になるわ。さて、空を飛んでいるスロートを倒すにはどうしようかしら?
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