カルテNo.3 どの世界でも生きるには働かなくちゃ

ん〜。今は考えても仕方ないし、取り敢えず今日はなんか家財道具でも買いに行こうかしら。


昨日はそんなに気にして無かったけど、周りを見ると必要なモノ以外は殺風景っていうかね。お金は確かドレイカを倒した時のペンダント型のネックレス

で換金すれば良いんだよね。後は銀行口座も作らなきゃね。


「キャビン。今日は家財道具と銀行口座を作ってこのネックレスを換金しに行くわよ。」


「カラカラ。それでしたら先に換金所から行った方が良いでしょう。次に銀行に行く前に市役所に行ってから住民票を取りに行き、そこから銀行に行ってから口座を作りそして、最後に家財道具を買いに行きましょう。」


「そうね。準備が出来たらまずは換金所に行きましょう。」


「そうですね。カラカラ。」


私は今の服装に軽くカーディガンを羽織ってから靴を履いてキャビンと一緒に玄関を出てから鍵を締めてまずは換金所へと向かいながら歩き出して話し込む。


「ねぇ、換金所ってどんなところなの?」


「まぁ、あんまり雰囲気が良いところではないですね。」


「それってどう言う意味なの?」


「簡単に言えば闇市場みたいなものですよ。」


「闇市場って言われてもピンと来ないわ。」


「細かく言えば賞金稼ぎやヒットマン、ハンターと言った人達が希少な宝石や財宝、または懸賞金の掛かった者の遺体を換金所に持っていく事でお金と換金してくれるんですよ。」


「え?遺体って。カラカラ。換金所はその特性上は荒くれ者や血の気が多い人ばかりなのです。だけど換金所は子供から大人までどんな人でも取引きをするというルールがございます。換金所の査定員がしっかりと見極めて、それなりの価値をお金として換金してくれるのです。」


「なるほどねぇ。換金所だと色んな人が居るのね。」


「ところが換金所での取引き中は1人ずつ部屋に案内されて、換金所の査定員の案内のもと取引き終了後には防犯やお客のプライバシーを守るため店の専用出口へと案内されます。」


「結構、しっかりとしているのね。」

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