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2020年6月5日 11:55
イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。批評する前に一点注意。本作品は『スローライフ』のジャンルの要素が強く、正確に批評できない可能性が高いです。ご了承ください。それでは批評します。・冒頭の完成度良い点:主人公が誰であるのかが示されている。世界観の説明がされている。悪い点:主人公が到達したい目標・夢が示されていない。・文章の読みやすさ(文章の美しさとは別)良い点:時系列順に書かれている。漢字と平仮名の割合が多い。悪い点:一文が長すぎる。地の文と会話文の割合が極端すぎる。・登場人物の深み良い点:性格がはっきり出ている。悪い点:過去や背景が無い。・総評文章の読みやすさについて。漢字と平仮名の割合がちょうどよい点が評価できる。しかし一文が長すぎる。その影響で文章が読みづらくなっていることがもったいない。今後は一文を短くすることを意識してみよう。また、地の文と会話文の割合が極端である。最序盤などはほぼ地の文で固められており、読みすすめるのにストレスを感じた。逆に魔法使いについての説明などを会話で行うところなどは、話のほとんどが会話だけで完結している。これでは描写が少なすぎて、読んでいてメリハリが無い。会話文と地の文の割合を意識できると良いだろう。冒頭の完成度について。冒頭、主人公の立場や異世界の世界観についてしっかり説明がされているところは評価できる。これにより自然に物語へと入ることができた。しかし冒頭に必要な要素が足りていない。主人公が到達したい目標・夢を示す(物語の目的を読者に伝える)。主人公が目標・夢を達成したい理由を示す(物語の目的を達成する必要がある合理的な理由を示す)。主人公が目標・夢を達成するまでに立ちはだかる問題を示す(主人公が直面する試練・困難・敵をはっきりさせる)。これらを最初の二、三話で行うと良いだろう。今後の作品では意識してみてほしい。登場人物の深みについて。ほとんどすべてのキャラクターが、初めて登場した時に強烈な性格の描写をされている。これによってモヤッとした人物がおらず、キャラクターそれぞれの個性が出ている点が評価できる。しかしキャラクターの性格に二面性(表と裏)が無いため、あまり深みを感じられない。過去や背景・トラウマなどを使って、表と裏の性格を描けると良いだろう。
イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。
批評する前に一点注意。本作品は『スローライフ』のジャンルの要素が強く、正確に批評できない可能性が高いです。ご了承ください。
それでは批評します。
・冒頭の完成度
良い点:主人公が誰であるのかが示されている。世界観の説明がされている。
悪い点:主人公が到達したい目標・夢が示されていない。
・文章の読みやすさ(文章の美しさとは別)
良い点:時系列順に書かれている。漢字と平仮名の割合が多い。
悪い点:一文が長すぎる。地の文と会話文の割合が極端すぎる。
・登場人物の深み
良い点:性格がはっきり出ている。
悪い点:過去や背景が無い。
・総評
文章の読みやすさについて。漢字と平仮名の割合がちょうどよい点が評価できる。しかし一文が長すぎる。その影響で文章が読みづらくなっていることがもったいない。今後は一文を短くすることを意識してみよう。また、地の文と会話文の割合が極端である。最序盤などはほぼ地の文で固められており、読みすすめるのにストレスを感じた。逆に魔法使いについての説明などを会話で行うところなどは、話のほとんどが会話だけで完結している。これでは描写が少なすぎて、読んでいてメリハリが無い。会話文と地の文の割合を意識できると良いだろう。
冒頭の完成度について。冒頭、主人公の立場や異世界の世界観についてしっかり説明がされているところは評価できる。これにより自然に物語へと入ることができた。しかし冒頭に必要な要素が足りていない。主人公が到達したい目標・夢を示す(物語の目的を読者に伝える)。主人公が目標・夢を達成したい理由を示す(物語の目的を達成する必要がある合理的な理由を示す)。主人公が目標・夢を達成するまでに立ちはだかる問題を示す(主人公が直面する試練・困難・敵をはっきりさせる)。これらを最初の二、三話で行うと良いだろう。今後の作品では意識してみてほしい。
登場人物の深みについて。ほとんどすべてのキャラクターが、初めて登場した時に強烈な性格の描写をされている。これによってモヤッとした人物がおらず、キャラクターそれぞれの個性が出ている点が評価できる。しかしキャラクターの性格に二面性(表と裏)が無いため、あまり深みを感じられない。過去や背景・トラウマなどを使って、表と裏の性格を描けると良いだろう。