第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-

俺もセイオウボに合わせてセイオウボに向かって走って剣を構える。お互いの剣が混じり合い交差するとセイオウボの魔剣がバターのように溶け始める。


「何?!」


「喰らいな。」


「グッ!」


「ふん!」


「ガハッ!!」


俺はセイオウボに横に切りつけてから更に胸に突き刺すとセイオウボは転んで俺は、また両手の掌を合わして右足に触れる。


【Lucifer Geyser】


サキュバスの機械音と共に右足に魔力が溜まり地面を叩き付けるかのように踵落としをやる。


「ナ、何?!ウワアァーー!!!」


地面に踵落としをした瞬間に地面がセイオウボに向かってヒビ割れて地面からセイオウボに向かって魔力が地面から溢れだしてセイオウボに突き刺さる。


セイオウボは串刺しの状態になり身動きが取れなくなった。


「止めだ。」


俺は静かに呟き、ルシファーフォンを開きCLEARボタンを押す。


【Maximum Energy Change】


サキュバスの機械音と同時に赤紫色のエネルギーが右足に溜まる。


それもダビデの時と違って尋常じゃない量の魔力が右足に溜まり、魔力が溜まりきったと同時背中の2本の触手を地面に叩きつけて跳躍してENTERボタンを押す。


【Maximum Assault Strike】


俺はセイオウボにマキシマム・アサルト・ストライクを喰らわして大爆発したと同時にセイオウボは跡形も無く消えた。


俺は変身を解き呟く。


「コレがファウストの本当の力なのか。」


全く比べものにならない力に俺自身も驚愕している。でも、今は感心している場合じゃない。すぐにでも祐司と響也の元に行かねぇと……


「ダビデ、ボーン、サキュバス。早く祐司と響也の元に行かねぇと!どっちが近いか分かるか?」


「祐司様です。マスター。」


「わかった!」


俺はバイクに乗り込みアクセルを全開にして回す。




「セイオウボガ殺ラレルナンテネ……ソレニ、ファウストノ本当ノ姿モ見レタシ……次ハ、トナティウノ所二行クカナ…」


セイテンタイセイは雲を呼びトナティウの元へ見物しに行くのである。


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